反り腰

反り腰とは

反り腰とは、腰の自然なカーブが通常よりも強くなってしまった状態のことです。正常な背骨は緩やかなS字カーブを描いていますが、反り腰では腰椎部分のカーブが極端に強くなり、腰が前に突き出たような姿勢になります。

見た目には胸を張った良い姿勢に見えることもありますが、実際には骨盤が前に傾き、お尻が後ろに突き出て、下腹部がぽっこりと出た状態になります。

厚生労働省が行った2019年の「国民生活基礎調査」によると、腰痛は日本人の自覚症状として男性第1位、女性第2位を占める国民病となっており、反り腰は腰痛の主要な原因の一つとされています。現代のデスクワーク社会では特に増加傾向にあり、日本国内で数百万人が反り腰による不調に悩んでいると考えられています。

反り腰を放置すると、慢性的な腰痛が発症し、日常生活に支障をきたします。最初は軽い違和感程度だった症状も、時間が経つにつれて悪化していきます。

背骨同士のクッション機能を果たす椎間板がすり減り、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの重篤な疾患を引き起こす可能性があります。また、猫背や肩こりなど他の姿勢の乱れを招き、全身のバランスが崩れることで疲れやすさや集中力の低下が生じます。

好きだったヨガやスポーツができなくなり、仕事の効率も低下してしまいます。最悪の場合、歩行困難や寝たきりの状態に至る恐れもあり、生活の質が大幅に低下してしまいます。

反り腰の原因

開院以来、当院には反り腰でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、反り腰の原因はひとつではないということです。

反り腰の原因として次のものが挙げられます。

反り腰は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、腰椎関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、反り腰が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。反り腰は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

反り腰への対応として、次のようなものが一般的です。

運動療法

継続的な運動が必要で、プロフェッショナルの指導のもと根気よく続ける必要があります。負荷の調整を誤ると悪化することもあり、適切な見極めが重要です。

装具療法

長期間の使用により筋力低下を招く可能性があり、根本的な改善にはつながりにくい場合があります。

薬物療法

症状の一時的な緩和にとどまり、根本的な原因解決には至らないことが多く、副作用のリスクもあります。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

理学療法

治療期間が長期に渡ることが多く、継続的な通院が必要となり、費用負担も大きくなります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

反り腰を改善するために

まずはあなたの反り腰の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、反り腰の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で反り腰が改善する理由

反り腰の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

反り腰のQ＆A

反り腰は自然に治りますか？

反り腰は生活習慣や筋力バランスの問題が原因のため、自然治癒は期待できません。適切な運動療法や姿勢改善により、専門的なアプローチが必要です。

反り腰の人がやってはいけないことは？

腰を反らす動作や長時間の同一姿勢、重いものを持つ際の不適切な姿勢は避けるべきです。また、腹筋が弱い状態での過度な運動も危険です。

反り腰と腰痛の関係は？

反り腰により腰椎への負担が増加し、筋肉の緊張や椎間板への圧迫が慢性的な腰痛を引き起こします。根本的な姿勢改善が重要です。

どのような運動が効果的ですか？

腹筋強化と股関節周りのストレッチが基本です。ただし、個人の状態に応じた適切な運動選択と負荷調整が不可欠で、専門家の指導が推奨されます。

何科を受診すればよいですか？

整形外科での診断後、症状に応じて理学療法や整体、鍼灸治療など複合的なアプローチを検討することが効果的です。

寝る時の姿勢で気をつけることは？

仰向け時は膝下にクッションを入れ、横向きでは膝の間にクッションを挟むことで腰への負担を軽減できます。適度な硬さのマットレス選びも重要です。

反り腰で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と反り腰は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

反り腰は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。