ランナー膝

ランナー膝（腸脛靭帯炎）とは

ランナー膝（腸脛靭帯炎）とは、太ももの外側にある腸脛靭帯という組織が、膝の外側の骨と繰り返し擦れることで炎症を起こし、痛みが生じる症状です。

主にランニングやマラソンなどの長距離走を行う人に多く見られることから「ランナー膝」と呼ばれています。

膝を曲げ伸ばしするたびに腸脛靭帯が骨の出っ張り部分を乗り越える際に摩擦が生じます。この摩擦が繰り返されることで炎症と痛みが発生するのです。

全国39都道府県1016名のランナーを対象とした臨床調査によると、ランナーが抱える痛みの第1位は「膝痛」で全体の42.5%を占めており、その中でも腸脛靭帯炎（ランナー膝）が23.6%と最も多くなっています。

初期段階では運動中のみの痛みですが、放置すると日常生活での歩行時や安静時にも痛みが続くようになります。階段の昇降が困難になり、最終的には膝を曲げることすら痛みで困難になる可能性があります。

また、痛みをかばって歩くことで他の部位（腰や反対側の膝など）にも負担がかかり、二次的な障害を引き起こすリスクもあります。

最悪の場合、腸脛靭帯の部分断裂や完全断裂に至り、手術が必要になることもあります。大好きなランニングを永久に諦めなければならない状況に陥る前に、適切な治療を受けることが重要です。

ランナー膝（腸脛靭帯炎）の原因

開院以来、当院にはランナー膝でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ランナー膝の原因はひとつではないということです。

ランナー膝（腸脛靭帯炎）の原因として次のものが挙げられます。

ランナー膝（腸脛靭帯炎）は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腸脛靭帯の緊張増加や膝関節の可動域減少、臀部・股関節周囲の筋力低下などが発生し、膝の外側に痛みが発症します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ランナー膝は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ランナー膝への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

長期間の運動制限により筋力や体力が低下し、運動復帰時に再発リスクが高まります。また精神的ストレスも大きくなります。

消炎鎮痛剤の処方

一時的な痛みの軽減効果はありますが、根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると痛みが再発します。

アイシング

急性期の炎症には効果的ですが、慢性化した症状には限定的な効果しか期待できません。

電気治療・超音波治療

劇的な改善効果は期待できず、症状の根本的な解決には至らないことが多いです。

ストレッチ・筋力トレーニング指導

正しい方法で継続的に行う必要があり、自己流で行うと症状が悪化する可能性もあります。

ランナー膝（腸脛靭帯炎）を改善するために

まずはあなたのランナー膝の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ランナー膝の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でランナー膝が改善する理由

ランナー膝の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ランナー膝（腸脛靭帯炎）のQ＆A

ランナー膝は自然に治りますか？

軽度であれば適切な安静により自然治癒することもありますが、根本原因を改善しなければ再発しやすく、当院では原因に応じた根本的な治療を行っています。

ランナー膝の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのランニング継続、不適切なストレッチ、患部への過度なマッサージは症状を悪化させるため避けるべきです。

再びランニングを始めても大丈夫でしょうか？

根本原因を解決し、適切な身体の使い方を習得すれば安全にランニングを再開できます。当院では復帰プログラムもサポートしています。

ランナー膝と他の膝の病気の違いは何ですか？

ランナー膝は膝の外側に限定した痛みが特徴で、他の膝疾患とは痛みの場所や発症メカニズムが異なります。詳しい鑑別診断が重要です。

手術が必要になることはありますか？

保存療法で改善しない重症例では手術適応もありますが、当院の治療により多くの方が手術を回避できています。

予防するためにはどうすればよいですか？

適切なウォーミングアップ、臀部・股関節の筋力強化、正しいランニングフォームの習得が重要で、当院では予防指導も行っています。

整形外科と接骨院、どちらに行けばよいですか？

画像診断が必要な場合は整形外科、根本的な身体機能改善を求める場合は当院のような専門的な接骨院が適しています。

ランニングフォームと関係がありますか？

大いに関係があります。不適切なフォームは腸脛靭帯への負担を増加させるため、当院では動作分析に基づいたフォーム指導も行っています。

サポーターやテーピングは効果がありますか？

一時的な症状軽減効果はありますが、根本解決にはなりません。当院では必要に応じて適切な使用方法をアドバイスしています。

ランナー膝で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とランナー膝は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ランナー膝は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。