腱板損傷

腱板損傷とは

腱板損傷とは、肩の関節を支えている4つの筋肉が肩の骨にくっつく腱の部分が傷ついたり切れてしまった状態です。これらの筋肉は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋からなり、「インナーマッスル」とも呼ばれ、肩を安定させて腕をスムーズに動かす重要な役割を担っています。

厚生労働省の2014年患者調査によると、腱板断裂をはじめとする肩の損傷の患者数は26万9千人で、56歳以上では6%を占めています。特に加齢とともに発症率が高くなる傾向があり、中高年層に多く見られる疾患です。

実際、当院でも肩の痛みで日常動作に支障をきたしている方が多数来院されています。初期の段階で適切な治療を受けないと、肩関節や周囲の組織にさらなる負担がかかり、最終的には日常生活での基本的な動作が困難になったり、夜間痛により睡眠障害を引き起こしたりします。

腱板は一度断裂してしまうと自然経過で元に戻ることはありません。

腱板損傷を放置すると、肩の動きが悪くなり、痛みが徐々に増していくことが一般的です。断裂が進行することで肩を支える腱板の筋力が低下し、肩関節がスムーズに動かせなくなります。

さらに肩関節や周囲の組織にさらなる負担がかかり、最終的には洗髪や着替えといった基本的な日常動作が困難になります。夜間痛により睡眠障害を引き起こし、仕事への集中力低下や体調不良につながることもあります。

大好きなテニスやゴルフなどのスポーツを断念せざるを得なくなり、生活の質が大幅に低下します。痛みへの不安から活動を制限するようになり、筋力低下が進行して悪循環に陥る可能性もあります。

腱板損傷の原因

開院以来、当院には腱板損傷でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腱板損傷の原因はひとつではないということです。

腱板損傷の原因として次のものが挙げられます。

腱板損傷は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腱板の筋力低下や肩関節の可動域制限、肩周囲の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、腱板損傷の症状が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腱板損傷は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腱板損傷への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく、長期使用による胃腸障害や肝機能への影響が懸念されます。効果が実感できない場合も多いです。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

ヒアルロン酸注射

効果の持続期間が限定的で、繰り返し注射が必要になる場合があります。注射による感染リスクも存在します。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

理学療法・リハビリテーション

継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。痛みの強い時期は運動により症状が悪化することもあります。見極めが重要で、万人向けの対処法とは言えません。

手術療法

入院が必要で、術後のリハビリが長期間にわたります。感染や再断裂のリスクもあり、費用負担も大きくなります。

腱板損傷を改善するために

まずはあなたの腱板損傷の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腱板損傷の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で腱板損傷が改善する理由

腱板損傷の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腱板損傷のQ＆A

腱板損傷は自然に治りますか？

腱板は一度断裂すると自然に元に戻ることはありません。しかし適切な治療により痛みの軽減や機能改善は期待できます。早期発見・早期治療が重要です。

腱板損傷の人がやってはいけないことは？

痛みの強い急性期は肩を無理に動かしたり、重い物を持ったりすることは避けましょう。炎症が長引き症状が悪化します。

五十肩と腱板損傷の違いは何ですか？

五十肩は肩関節周囲炎で関節包の炎症が主因です。腱板損傷は筋肉の腱が切れた状態で、症状や治療法が異なります。

手術以外で治す方法はありますか？

保存療法として理学療法、薬物療法、注射療法があります。軽度の損傷では保存療法で十分な効果が期待できることもあります。

どのくらいの期間で改善しますか？

損傷の程度や治療法により異なりますが、保存療法では数ヶ月から半年程度、手術の場合は術後リハビリを含め半年から1年程度かかります。

腱板損傷で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と腱板損傷は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腱板損傷は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。