妊娠中の腰痛

妊娠中の腰痛とは

妊娠中の腰痛とは、妊娠に伴うホルモンの変化や体型の変化によって引き起こされる腰部の痛みのことです。妊娠初期から後期にかけて、リラキシンというホルモンが骨盤の関節や靭帯を緩めることで骨盤が不安定になります。

大きくなったお腹を支えるために腰部の筋肉に過度な負担がかかることで発症します。痛みの程度は個人差があり、軽い違和感から日常生活に支障をきたすほどの激痛まで様々です。

厚生労働省の調査によると、妊娠女性の約50～80%が腰痛や骨盤の痛みを経験するとされています。特に妊娠中期以降では約70%の妊婦が腰痛を発症し、そのうち約7割が妊娠末期まで症状が継続すると報告されています。

妊娠中の腰痛を放置すると、痛みが徐々に悪化し、日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。具体的には、家事や仕事ができなくなり、睡眠不足によるストレスが蓄積します。

また、痛みをかばうような不自然な姿勢を続けることで、他の部位にも負担がかかります。肩こりや首の痛み、坐骨神経痛などの二次的な症状が現れることがあります。最悪の場合、産後も腰痛が慢性化し、育児に支障をきたしたり、体型の崩れや骨盤の歪みが永続的に残る可能性もあります。

妊娠中の腰痛の原因

開院以来、当院には妊娠中の腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、妊娠中の腰痛の原因はひとつではないということです。

妊娠中の腰痛の原因として次のものが挙げられます。

妊娠中の腰痛は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、骨盤関節・腰椎関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰痛が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。妊娠中の腰痛は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

妊娠中の腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

安静指導

過度な安静は筋力低下を招き、かえって腰痛を悪化させる可能性があります。また、精神的なストレスも増大する場合があります。

妊娠中は適度な運動が推奨されており、完全な安静は身体にとって良い結果をもたらさないことが多いのが現実です。

骨盤ベルト・マタニティ体操

正しい装着位置や締め付け具合が難しく、間違った使用では効果が得られません。また、長時間の着用により血行不良や皮膚トラブルを起こす場合があります。

個人の症状に合わない運動は症状を悪化させる可能性があり、専門的な指導が必要です。自己流で行うと逆効果になることも少なくありません。

温熱療法・姿勢指導

一時的な効果に留まることが多く、根本的な改善には至らない場合があります。理論的には正しくても、実際の生活で継続することが困難で、習慣化するまでに時間がかかります。

妊娠中の腰痛を改善するために

まずはあなたの妊娠中の腰痛の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、妊娠中の腰痛の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。妊娠中は使用できる治療法に制限があるため、母体と赤ちゃんの安全を最優先に考えた施術を行います。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で妊娠中の腰痛が改善する理由

妊娠中の腰痛の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。妊娠週数や体調の変化に合わせて施術内容を調整し、出産まで安心して通院できる環境を整えています。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬や湿布に頼らず、身体に負担をかけない自然な治療法で症状の改善を目指します。産後の体型戻りや育児に向けた身体作りもサポートいたします。

妊娠中の腰痛のQ＆A

妊娠中の腰痛は自然に治りますか？

多くの場合、出産後6ヶ月以内に自然に改善しますが、適切なケアを行うことで妊娠中の痛みを大幅に軽減できます。放置すると産後も痛みが継続する可能性があるため、早めの対処をお勧めします。

妊娠中の腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、中腰での作業、長時間の同一姿勢、急な体位変換は避けてください。また、自己判断での薬物使用は禁物です。無理をせず、身体の声に耳を傾けることが大切です。

腰痛は赤ちゃんに影響しますか？

腰痛自体が赤ちゃんに直接影響することはありませんが、痛みによるストレスや睡眠不足は間接的に影響する可能性があります。適切な治療により、母体の健康を保つことが重要です。

産後も腰痛は続きますか？

適切な治療を受けずに放置すると産後も継続する場合がありますが、妊娠中からの適切なケアにより予防・改善が可能です。産後の育児に備えて、今から身体を整えておくことをお勧めします。

妊娠何週頃から腰痛は始まりますか？

個人差がありますが、一般的には妊娠10週台後半から始まり、妊娠30週頃に最も強くなる傾向があります。早期からの予防的なケアが効果的です。

妊娠中でも整体や鍼灸治療は受けられますか？

妊婦対応の専門知識を持つ施術者であれば安全に受けられます。当院では妊娠中の身体の変化を熟知した院長が、安全性を最優先に考えた施術を提供しています。

妊娠中の腰痛で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と妊娠中の腰痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

妊娠中の腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。