筋筋膜性疼痛症候群

筋筋膜性疼痛症候群とは

筋筋膜性疼痛症候群とは、筋肉や筋肉を包む薄い膜である筋膜にできた痛みの原因となるしこり、トリガーポイントが引き起こす慢性的な痛みのことです。

血液検査やレントゲン、MRIなどの画像検査では異常が見つからないにもかかわらず、筋肉に慢性的な痛みやこりが続く状態を指します。

厚生労働省の発表によると、成人の15%が筋肉や骨の分野で慢性疼痛と思われる症状を訴えており、この慢性疼痛患者のうちかなりの人が筋筋膜性疼痛症候群である可能性が高いとされています。

特定の部位を押すと痛みが周囲に広がる特徴があり、慢性化したひどい筋肉のコリとも言えます。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける現代人に非常に多く見られる症状です。

筋筋膜性疼痛症候群を放置すると、痛みの慢性化が進行し、日常生活に深刻な影響を及ぼします。初期の局所的な痛みが全身に広がり、睡眠障害や集中力低下を招きます。

仕事中も常に痛みを意識するようになり、会議や集中を要する作業に支障をきたします。痛みを避けるための不自然な姿勢や動作が続くことで、他の筋肉にも負担がかかり、新たなトリガーポイントが形成される悪循環に陥ります。

最悪の場合、仕事や家事ができなくなり、社会生活に重大な支障をきたし、慢性化した痛みによるストレス増加で抑うつ状態や不安感に繋がることもあります。

筋筋膜性疼痛症候群の原因

開院以来、当院には筋筋膜性疼痛症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、筋筋膜性疼痛症候群の原因はひとつではないということです。

筋筋膜性疼痛症候群の原因として次のものが挙げられます。

筋筋膜性疼痛症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、筋肉内の血行不良や神経の伝達異常が発生し、慢性的な痛みが発症します。長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業により筋肉が緊張し、血流が障害されて痛みが発生します。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。筋筋膜性疼痛症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

筋筋膜性疼痛症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

湿布では効果が感じられないことが多いため、より強い鎮痛薬が用いられることがありますが、一時的な症状緩和にとどまり、根本的な解決にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

トリガーポイント注射

効果が一時的で、繰り返し注射が必要になることが多く、注射部位の感染リスクもあります。根本的な原因へのアプローチではないため、症状が再発しやすい傾向があります。

理学療法・運動療法

運動することでかえって筋筋膜性疼痛症候群の症状が強まることもあり、継続が難しい部分があります。適切な負荷の設定が難しく、間違った方法では症状を悪化させる可能性があり、継続的な専門指導が必要です。

生活改善も根気よく継続できる人はごくわずかであり、万人向けの対処法とは言えません。

筋筋膜性疼痛症候群を改善するために

まずはあなたの筋筋膜性疼痛症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、筋筋膜性疼痛症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で筋筋膜性疼痛症候群が改善する理由

筋筋膜性疼痛症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

筋筋膜性疼痛症候群のQ＆A

筋筋膜性疼痛症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な休息と生活習慣の改善により自然治癒することもありますが、慢性化した場合は専門的な治療が必要です。特に40歳以上では自然治癒力が低下するため、早期の適切な治療をお勧めします。

筋筋膜性疼痛症候群の人がやってはいけないことは？

長時間同じ姿勢を続けることや、痛みがある状態での無理な運動は避けてください。自己判断での急激な負荷は炎症を悪化させます。また、急性期と慢性期で対処法が異なるため、専門家の指導を受けることが重要です。

筋筋膜性疼痛症候群と線維筋痛症の違いは何ですか？

筋筋膜性疼痛症候群は1～2箇所の限られた筋肉に症状が現れるのに対し、線維筋痛症は全身にわたる広範囲な痛みが特徴です。筋筋膜性疼痛症候群はトリガーポイントという特定の圧痛点があることも大きな違いです。

どのような検査で診断されますか？

主に問診と身体検査で診断されます。痛みの部位やトリガーポイントの確認が重要で、MRIやX線などの画像検査では異常が見つかりにくいため、臨床的な診断が中心となります。

完治までにどのくらいの期間がかかりますか？

症状の程度や慢性化の度合いによって大きく異なります。急性期であれば数週間から数ヶ月、慢性化している場合は半年から1年以上かかることもあります。早期治療により期間を短縮できる可能性があります。

ストレスと関係がありますか？

心理的ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、筋筋膜性疼痛症候群のリスクを高めます。また、痛みがストレスとなり症状を悪化させる悪循環も生じるため、ストレス管理も治療の重要な要素です。

筋筋膜性疼痛症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と筋筋膜性疼痛症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

筋筋膜性疼痛症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。