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母指CM関節症のステージ4と説明された方へ 手術の前に確認したいこと

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瓶のふたを開ける時、タオルを絞る時、買い物袋を持ち上げる時に、親指の付け根が痛む。そんな状態が続くと、母指CM関節症のステージが進んでいるのではないかと心配になるものです。レントゲンで骨棘や関節の隙間について聞いたものの、日常生活では何に気をつければよいのか迷っている方もいるでしょう。

ひろ接骨院・奈良院の中村晃大です。この記事では、母指CM関節症のステージの受け止め方、親指に負担が集まりやすい動作、自宅で無理をしないための目安についてお話しします。

親指の付け根に起こる痛みや使いにくさの全体像は、母指CM関節症の症状ページでも紹介しています。今回は、診察時に聞くステージやグレードの言葉を、日々の困りごとと結び付けて考えていきましょう。

院長:中村

握り方も一緒に確かめましょう

目次

ふたをひねる時の痛みから始まること

母指CM関節は、親指の付け根にある小さな関節です。親指を人差し指に向けて動かし、つまむ、握る、ひねる働きを支えています。そのため、関節に負担が重なると、生活の中の細かな動作で痛みが出やすくなります。

瓶のふたやペットボトルのキャップを回す、洗濯ばさみをつまむ、包丁を握る、鍵を回すといった動作は代表的です。手を使わないで生活することは難しいため、痛む作業を我慢して続けるより、どの動きで痛みが出るのかを具体的に把握することが欠かせません。

ステージの数字だけで不安にならないために

母指CM関節症のステージは、主にレントゲンで確認した関節の変化を説明するために使われます。Eaton分類では、関節の隙間、骨棘、関節の形、周辺の関節への変化などをもとに、段階的に状態を表します。

初期から中間で説明される変化

ステージ1では画像上の変化が大きくないこともあり、使い過ぎた後だけ痛む場合があります。ステージ2では関節の隙間が狭くなり始め、小さな骨棘が確認されることがあります。痛みの出方には個人差があります。

ステージ3になると関節の変化がより分かりやすくなることがあります。ただ、レントゲンで変化があるからといって、いつも強い痛みがあるとは限りません。反対に、画像上の変化が比較的軽くても、仕事や家事に支障が出る方もいます。

ステージ4で確認されること

ステージ4は、親指の付け根のCM関節だけでなく、その周辺にある関節にも変形性の変化がみられることがある段階です。説明を受けると驚くかもしれませんが、数字だけで今後の見通しを決めつける必要はありません。

痛みと手の使いにくさを具体的に伝えることが、次の対応を考えるうえで大切になります。つまむ力が落ちた、鍋が持ちにくい、仕事中に痛む、夜も痛みが残るなど、生活で困る内容を医療機関へ伝えてください。

骨棘と関節の隙間をどう受け止めるか

「骨棘があります」「関節の隙間が狭くなっています」と言われると、親指がもう使えなくなるのではと不安になる方もいます。骨棘は関節の変化として説明されることがある所見で、痛みの強さを一つだけで決めるものではありません。

グレードや重症度という言葉も、画像の状態だけでなく、診察での痛み、腫れ、動かしにくさ、生活への影響を含めて受け止める必要があります。次の診察では、画像の説明に加えて、今後避けたい動作や相談する目安を尋ねておくとよいでしょう。

親指だけで支える癖が負担を重ねます

痛みがあると、物を落とさないよう親指にぎゅっと力を入れたり、手首をひねって作業を補ったりしがちです。握る時に指の関節をうまく曲げられず、手のひら全体ではなく親指の付け根に力が集まる方もいます。

握り方が一つに固まると、ふたを開ける、包丁を持つ、袋を引っ張るたびに同じ場所へ負担がかかります。指先だけでつかまず、ほかの指や手のひらも使えているかを確かめることは、親指への負担を減らすための大切な視点です。

実は、痛みが少し落ち着いた直後に以前と同じ作業量へ戻り、また痛みが出る流れは珍しくありません。親指の負担を減らすには、休むことだけでなく、持ち方、道具の太さ、作業を続ける時間を見直すという考え方も必要です。

台所と洗濯で親指を休ませる工夫

自宅ケアでは、強い痛みを我慢して親指を動かすことより、まず負担の大きい作業を減らすことから始めてみてください。家事を完全に止められない時ほど、道具や手順を少し変えることが役立ちます。

親指の付け根に力が集中しやすい場面では、次の工夫が考えられます。

  • ふたは滑り止めを使って開ける
  • 重い鍋は両手で支えて持つ
  • 細い柄より太めの道具を選ぶ
  • 痛む作業は時間を分けて行う

これらは、日常動作で親指に集中する力を減らすための工夫です。腫れや熱感が強い時は無理に動かさないでください。押す、強くもむ、痛みをこらえて動かすといった対応は、状態によっては負担になることがあります。

装具や医療機関での対応を考える時

医療機関では、痛みや関節の状態に応じて、装具、薬、注射、リハビリ、手術などについて説明されることがあります。どの対応を選ぶかは、ステージだけではなく、痛みの続き方や日常生活への影響によって変わります。

装具を使う目的を確認する

装具は、親指の付け根を支え、作業中の負担を減らすために提案されることがあります。仕事中に着けるのか、家事の時だけ使うのか、休む時にも必要なのかは、状態に合わせて医療機関で確認してください。

締め付けでしびれが出る、皮膚が痛い、手首まで動かしにくいと感じる時は、我慢して使い続けないことも大切です。装具を着けているからといって、痛む作業を長く続けてよいわけではありません。

体の使い方も一緒に確かめる

ひろ接骨院・奈良院では、親指の痛みがある方に対して、手首や前腕、肘、肩の動き、普段の作業姿勢も含めて確認します。握る時に各指の関節がどのように曲がり、どこへ力が逃げているかも、手の使い方を考える材料になります。

一方で、骨や関節の評価、薬や注射、手術の判断は医療機関で行われます。診断を受けていない時、急に痛みが増えた時、けがの後から動かしにくい時は、先に整形外科や手外科へ相談してください。

夜まで痛みが残る時は早めに相談を

親指の付け根の痛みが何度も戻る、作業を終えても夜まで痛む、安静にしていても気になる場合は、一度状態を確認したいところです。利き手の痛みは、知らないうちに家事や仕事のやり方を変えてしまいます。

赤みや腫れが目立つ、熱を持つ、変形が気になる、握った物を落とすことが増えた、転倒や打撲の後から痛い場合も、医療機関へ相談したほうがよい状態です。関節以外の問題が関係することもあるため、自己判断だけで済ませないようにしましょう。

今日の作業から負担を減らしていく

母指CM関節症のステージは、親指の付け根にある関節の変化を把握するための目安です。数字にとらわれすぎず、痛みが出る動作、手の使いにくさ、握る時の力の入り方、生活への影響を合わせて考えることが大切になります。

まずは今日、最も痛みが出た動作を一つだけ思い出してみてください。ふたを開ける時、包丁を使う時、洗濯物を絞る時など、痛む場面が分かると、道具や持ち方を変えるきっかけになります。

親指の付け根だけでなく、手首や前腕の使い方、指の動かし方、家事や仕事での負担も含めて確認したい方は、ひろ接骨院・奈良院へお気軽にご相談ください。


院長:中村

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