頚肋

頚肋症候群とは

頚肋症候群は、首の骨から生まれつき余分な肋骨が存在することで、腕に向かう神経や血管が圧迫される疾患です。頚肋自体は約0.5％の人に存在するとされており、そのうちの一部が症状を呈します。

胸郭出口症候群全体では、特になで肩の女性に多く見られる傾向があり、20代から40代の女性に好発することが知られています。

デスクワークの普及により、現代社会では潜在的な患者数の増加が懸念されています。初期の頚肋症候群の段階で適切な施術を受けないと、神経や血管の圧迫が進行し、手指の細かい動作に支障をきたす可能性があります。

頚肋症候群を放置すると、神経圧迫による手指の筋力低下が進行し、細かい作業が困難になってしまいます。ペンを持つ、箸を使う、ボタンを留めるといった日常的な動作に支障をきたし、生活の質が著しく低下する可能性があります。

血管圧迫により血流障害が悪化すると、手指の冷感や蒼白が強くなり、感覚の鈍化も進行します。最悪の場合、筋肉の萎縮が進行し、手の機能が著しく低下する恐れもあります。早期の適切な施術を受けずにいると、これらの機能障害が不可逆的になる危険性があります。

頚肋症候群の原因

開院以来、当院には頚肋症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、頚肋症候群の原因はひとつではないということです。

頚肋症候群の原因として次のものが挙げられます。

頚肋症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、神経の伝達異常が起こり、それにより機能する筋肉としない筋肉が発生し、アライメントの異常や血流障害が起こり、筋肉の過緊張や関節可動域の異常によって頚肋症候群の症状が引き起こされます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。頚肋症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

頚肋症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な圧迫要因である頚肋を除去することはできず、対症療法に留まります。長期使用による副作用の懸念もあり、根本的な解決にはなりません。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

理学療法・姿勢指導

頚肋などの骨の問題を解決することはできないため、軟部組織へのアプローチに限定されます。継続的な取り組みが必要で、即効性に欠ける場合があります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

日常生活での意識的な維持が困難で、根気強い継続が必要です。骨の異常そのものは改善されないため、限界があります。

手術療法

侵襲的な治療であり、手術リスクや術後の回復期間が必要です。必ずしも症状の完全消失が保証されるわけではなく、合併症のリスクも存在します。

頚肋症候群を改善するために

まずはあなたの頚肋症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、頚肋症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で頚肋症候群が改善する理由

頚肋症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や手術に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

頚肋症候群のQ＆A

頚肋症候群は自然に治りますか？

頚肋自体は生まれつきの骨の異常のため自然に消失することはありませんが、適切な施術により神経の圧迫を軽減し症状を改善することは可能です。早期の適切な対応が重要になります。

頚肋症候群の人がやってはいけないことは？

重い荷物を長時間持つ、腕を頭上に上げ続ける作業、前かがみの姿勢を長時間続けることは症状を悪化させる可能性があります。無理な動作は避けることが大切です。

頚肋症候群と胸郭出口症候群の違いは何ですか？

頚肋症候群は胸郭出口症候群の一種で、頚肋という骨の異常が原因となる特定のタイプです。胸郭出口症候群にはその他の原因もあり、より広い概念として捉えられています。

頚肋は生まれつきのものなのになぜ大人になってから症状が出るのですか？

年齢と共に筋力低下や姿勢の変化により神経・血管への圧迫が強くなったり、仕事や生活習慣の変化が症状発現の引き金となることがあります。先天的な要因に後天的な要因が加わることで症状が現れます。

手術以外で根本的に治す方法はありますか？

当院では三軸修正法や神経整体などの施術により、神経の伝達異常や筋膜の捻れを改善し、手術に頼らない根本的なアプローチを行っています。多くの患者さんが改善されています。

頚肋症候群でも運動はしても大丈夫ですか？

適切な運動は筋力強化や血流改善に効果的ですが、症状を悪化させる動作もあるため、専門家の指導の下で行うことが重要です。無理をしない範囲での運動が推奨されます。

頚肋症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と頚肋症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

頚肋症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。