内反足

内反足とは

内反足は生まれつき足の裏が内側に曲がった状態で、足首や足先が内向き・下向きになる先天性の足の変形です。日本では1000人に1人の割合で発生し、男女比は2対1で男児に多く見られます。

足の構造的な異常により、踵骨や舟状骨などの足部の骨の位置関係が正常と異なり、足裏が内向きの状態が固定されてしまいます。

単なる筋肉の緊張だけでなく、骨格レベルでの問題を抱えているため、専門的な検査と治療が必要な疾患です。片側だけの場合と両側に発症する場合がほぼ同数で、片側の場合は右側に多い傾向があります。

内反足を放置すると、足の甲で歩く異常な歩行パターンが定着し、正常な歩行が困難になります。足の外側や足の指の付け根で歩く代償的な動きが続くことで、足にタコや大きな傷ができ、感染リスクが高まる可能性があります。

さらに深刻なのは、ふくらはぎの筋肉の自然な成長が妨げられることです。異常な歩き方により筋肉が適切に発達せず、筋萎縮が進行します。足関節の炎症と痛みが慢性化し、関節炎を発症するリスクも高まります。

異常な歩行パターンは膝や腰への負担を増加させ、全身の姿勢バランスが崩れて二次的な問題を引き起こします。

内反足の原因

開院以来、当院には内反足でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、内反足の原因はひとつではないということです。

内反足の原因として次のものが挙げられます。

内反足は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

筋肉、腱、軟骨の先天的な傷害が主な原因とされており、足首周りの靭帯の短縮が変形を引き起こします。遺伝的要因についても関与が示唆されており、家族歴は大半の場合ありませんが、遺伝子レベルでの影響が徐々に解明されつつあります。

踵骨や舟状骨などの足部の骨の位置関係が異常であることも重要な要因です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。内反足は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

内反足への対応として、次のようなものが一般的です。

ギプス矯正治療

長期間のギプス装着により皮膚トラブルが発生する可能性があり、新生児や乳児にとって身体的・心理的負担が大きくなります。治療期間が長期にわたるため、家族の負担も相当なものとなります。

装具療法

成長期間中の長期装着が必要で、子どもの活動制限や心理的ストレスを与える場合があります。装具の調整や更新に頻繁な通院が必要となり、費用面での負担も無視できません。

皮下切腱術

手術による侵襲的治療のため、感染リスクや創部の瘢痕化が生じる可能性があります。成長過程での手術は将来的な影響も考慮する必要があります。

本格的な手術

術後の筋力低下、下腿の萎縮、創の瘢痕化などが生じ、不適切な手術により再手術が必要になる場合があります。手術の成功率は高いものの、完全な機能回復は保証されません。

内反足を改善するために

まずはあなたの内反足の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、内反足の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で内反足が改善する理由

内反足の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

従来の治療法で効果が期待できなかった方や手術を避けたい方も諦めずにご相談ください。

内反足のQ＆A

内反足は自然に治りますか？

内反足は先天性の疾患のため自然治癒は期待できません。放置すると変形が進行し、歩行困難や関節炎などの合併症を引き起こす可能性があるため、早期の専門的治療が必要です。当院では根本的な改善を目指し、全身のバランスを整えることで症状の軽減を図ります。

内反足の人がやってはいけないことは？

不適切な靴の着用や無理な矯正は避けるべきです。また、専門医の指導なしに独自の治療法を試すことは変形を悪化させる可能性があるため控えましょう。当院では適切な靴選びや日常生活での注意点についても詳しく指導いたします。

内反足は遺伝しますか？

大半の症例では家族歴がなく突然発生しますが、遺伝的要因の関与も示唆されています。しかし明確な遺伝パターンは確立されていないため、個別の相談が必要です。当院では詳しい問診により、個々の状況に応じたアドバイスを提供します。

治療はいつから始めるのが良いですか？

生後1〜2週以内での開始が最も効果的です。出生後日数が経つほど筋肉の短縮が強くなり矯正が困難になるため、早期診断・早期治療が重要です。当院では年齢に関係なく、現在の状態から最適な治療法をご提案します。

装具は一生つけ続ける必要がありますか？

成長が終了するまでは何らかの装具が必要ですが、矯正が完了すれば装具の必要性は大幅に減少します。個人差があるため定期的な経過観察が重要です。当院の治療により全身のバランスが整えば、装具への依存度を軽減できる可能性があります。

内反足でもスポーツはできますか？

適切な治療により多くの場合、通常の運動やスポーツを楽しむことができるようになります。ただし、競技レベルや種目によっては個別の配慮が必要な場合があります。当院ではスポーツ復帰に向けた段階的な指導も行っています。

内反足で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と内反足は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

内反足は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。