赤ちゃんの頭のかたち

赤ちゃんの頭のかたちとは

赤ちゃんの頭のかたちの異常とは、生まれたばかりの頭蓋骨がやわらかい時期に、外部からの圧力によって頭の形が変形してしまう状態のことです。主に向き癖による寝ている姿勢の影響で起こり、斜頭症（頭が斜めに歪む）、短頭症（後頭部が平らになる）、長頭症（頭が前後に長くなる）の3つのタイプがあります。

アメリカでは仰向け寝キャンペーン後、変形性斜頭症の発生率が300人に1人から約47%まで大幅に増加しました。日本でも仰向け寝の推奨により多くの赤ちゃんに何らかの頭の形の変化が見られるようになっています。

多くは病気ではありませんが、放置すると将来的に外見上の問題や機能的な問題を引き起こす可能性があることも事実です。早期の適切な対応が、お子様の将来にとって重要になってきます。

頭のゆがみを放置すると、成長とともに頭蓋骨が硬化し、ゆがんだ形のまま固定されてしまいます。将来的には好きな髪型にできない、帽子が合わない、いじめやからかいの対象となる可能性があります。

さらに深刻な問題として、顔面の左右非対称により噛み合わせの問題が生じ、体幹バランスの乱れから疲れやすくなることもあります。稀ですが頭蓋骨縫合早期癒合症が原因の場合は、脳の成長が妨げられ運動発達や知的発達に影響が出る可能性もあります。

赤ちゃんの頭のかたちの原因

開院以来、当院には赤ちゃんの頭のかたちでお困りの方が数多く来院されています。これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、赤ちゃんの頭のかたちの原因はひとつではないということです。

赤ちゃんの頭のかたちの原因として次のものが挙げられます。

赤ちゃんの頭のかたちの異常は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。複数の原因が引き金となり、頭蓋骨の成長パターンに変化が生じて症状が現れます。

最も多い原因は向き癖による同じ部分への継続的な圧力です。また胎内でのスペース不足や逆子による圧迫、難産による長時間の産道通過なども影響することがあります。

筋性斜頚がある場合は、胸鎖乳突筋の緊張により首が一方向に傾き、その結果として頭の形が変形することもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院やほかの治療院で「様子を見ましょう」と言われて不安に感じている方でも諦める必要はありません。赤ちゃんの頭のかたちは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

赤ちゃんの頭のかたちへの対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

重度の変形の場合は7割近くが自然改善せず、放置により問題が深刻化するリスクがあります。適切な治療時期を逸する可能性も高く、「様子を見ましょう」という判断が最適とは限りません。

特に生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨が硬くなり始めるため、改善の機会を逃してしまう恐れがあります。

体位変換指導

保護者の継続的な努力が必要で、赤ちゃんが同じ向きを好む場合は効果が限定的です。筋性斜頚がある場合は根本解決にならないこともあります。

また、新米ママには負担が大きく、継続が困難な場合も多く見られます。

ヘルメット治療

治療費が40～60万円と高額で保険適用外です。1日23時間の装着が必要で、皮膚トラブルのリスクがあります。また、開始時期が限られており、効果に個人差があります。

タミータイム

常に監視が必要で、赤ちゃんが嫌がる場合は継続が困難です。SIDS（乳幼児突然死症候群）のリスクを考慮した注意深い実施が求められます。

赤ちゃんの頭のかたちを改善するために

まずはお子様の赤ちゃんの頭のかたちの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、赤ちゃんの頭のかたちの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で赤ちゃんの頭のかたちが改善する理由

赤ちゃんの頭のかたちの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。

赤ちゃんの繊細な変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

赤ちゃんの頭のかたちのQ＆A

赤ちゃんの頭の形は自然に治りますか？

軽度の変形は成長とともに改善することもありますが、重度の場合は7割近くが自然改善しません。早期の適切な治療が重要です。特に生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨が硬くなり始めるため、気になる症状があれば早めの対応をお勧めいたします。

頭の形の異常がある赤ちゃんがやってはいけないことは？

同じ向きでの長時間の寝かせ続けや、一定方向からのみの刺激を避けることが大切です。無理な体位変換は禁物ですが、起きている時間にはできるだけ抱っこの向きを変えるなど、頭への圧力を分散させる工夫が効果的です。

どの程度の変形なら治療が必要ですか？

耳の位置に左右差がある場合や、保護者が外見上気になると感じる程度であれば、専門医の診断を受けることをお勧めします。早期発見・早期対応が改善の鍵となります。

治療を始める最適な時期はいつですか？

生後3～6ヶ月が最も効果的な時期とされていますが、気になった時点で早めに専門家に相談することが重要です。月齢が進むほど改善に時間がかかる傾向があります。

何科を受診すればよいですか？

まずは小児科を受診し、必要に応じて小児脳神経外科や形成外科の専門外来への紹介を受けることが適切です。当院でも相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

遺伝的な要因はありますか？

多くは寝ぐせなど外的要因によるものですが、稀に遺伝子異常による頭蓋骨縫合早期癒合症が原因となる場合もあります。専門的な検査により原因を特定することが重要です。

将来的にどんな問題が起きる可能性がありますか？

外見上の問題、噛み合わせの異常、眼鏡の不適合、体幹バランスの乱れによる疲労感などが考えられます。早期の適切な治療により、これらのリスクを軽減できます。

他の赤ちゃんと比べて異常なのでしょうか？

仰向け寝の推奨により多くの赤ちゃんに見られる現象で、決して珍しいことではありません。ただし適切な対応は必要ですので、不安に感じられたらお気軽にご相談ください。

赤ちゃんの頭のかたちで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と赤ちゃんの頭のかたちは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。お子様の将来のためにも、早期の対応が何より大切です。

赤ちゃんの頭のかたちは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。