線維筋痛症

線維筋痛症とは

線維筋痛症とは、全身の筋肉や関節に慢性的な痛みが現れる病気です。検査をしても炎症や組織の損傷などの異常が見つからないにも関わらず、強い痛みが3か月以上続きます。

痛みの他にも疲労感、睡眠障害、集中力低下、抑うつ感などの様々な症状が現れることが特徴です。脳の痛みを感じる機能に障害が起こることで、通常では痛みを感じない程度の刺激でも強い痛みとして感じてしまう状態です。

厚生労働省研究班による調査では、日本の人口の約2％（約200万人）が線維筋痛症に罹患していると推定されています。男女比は1：4.8と女性に多く、推定発症年齢は約44歳となっています。決して珍しい病気ではありません。

線維筋痛症を放置すると、慢性痛が悪化し日常生活に深刻な支障をきたします。持続的な痛みや疲労感により、ストレスや不安、うつ病のリスクが高まり、精神的健康が著しく低下してしまいます。

痛みや疲労により運動不足になることで筋力や柔軟性が低下し、さらに症状が悪化する悪循環に陥ります。外出や社会活動が困難になることで友人や家族とのつながりが薄れ、社会的孤立を招く可能性もあります。

線維筋痛症の原因

開院以来、当院には線維筋痛症でお困りの方が数多く来院されています。これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、線維筋痛症の原因はひとつではないということです。

線維筋痛症の原因として次のものが挙げられます。

線維筋痛症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脳の痛みを感じる機能（アクセル）と痛みを抑える機能（ブレーキ）のバランスが崩れ、痛みの中枢性感作が起こります。それは人によって違い、単に痛み止めを服用したり筋肉をほぐすだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。線維筋痛症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

線維筋痛症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（プレガバリン）

眠気やめまい、体重増加などの副作用が現れることがあり、効果には個人差があります。長期服用による依存性の問題も指摘されています。

抗うつ薬治療

口の渇き、便秘、眠気などの副作用があり、効果が現れるまでに数週間から数か月かかることがあります。急な中止により離脱症状が現れる場合もあります。

弱オピオイド系薬剤

便秘、吐き気、眠気などの副作用があり、長期使用による依存性のリスクがあります。効果が不十分な場合も多く見られます。

運動療法

痛みがある中での運動継続は困難で、適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性があります。効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な専門指導が必要です。

線維筋痛症を改善するために

まずはあなたの線維筋痛症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、線維筋痛症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で線維筋痛症が改善する理由

線維筋痛症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

線維筋痛症のQ＆A

線維筋痛症は自然に治りますか？

線維筋痛症は慢性疾患のため自然治癒は困難ですが、適切な治療により症状の改善は十分可能です。若年性の場合は比較的予後が良好で、1～2年以内に回復することが多いとされています。

線維筋痛症の人がやってはいけないことは？

過度な安静や運動不足は症状を悪化させるため避けるべきです。また、ストレスの蓄積や睡眠不足、体の冷えも症状悪化の要因となるため注意が必要です。

線維筋痛症と関節リウマチの違いは何ですか？

関節リウマチは関節の炎症が主体で血液検査で炎症反応が認められますが、線維筋痛症は検査で異常が見つからず、脳の痛み回路の機能障害が原因とされています。

線維筋痛症の診断はどのように行われますか？

特定の検査はなく、症状の経過と身体所見から総合的に診断されます。全身の広範囲な痛みが3か月以上続き、他の疾患が除外されることが診断の基準となります。

線維筋痛症は遺伝しますか？

現在のところ明確な遺伝性は確認されていませんが、家族内での発症例もあり、遺伝的素因が関与している可能性は指摘されています。環境要因との相互作用が重要と考えられています。

線維筋痛症の痛みはどのような特徴がありますか？

ナイフで切り裂かれるような痛み、ガラスの破片で傷つけられるような痛みと表現され、日や時間によって痛みの場所や強さが変化するのが特徴です。

線維筋痛症に効果的な食事療法はありますか？

特定の食事療法は確立されていませんが、抗炎症作用のある食品や規則正しい食生活が症状改善に役立つ可能性があります。カフェインや糖分の過剰摂取は避けることが推奨されます。

線維筋痛症の症状は季節によって変わりますか？

気候の変動、特に台風や低気圧の接近、気温変化により症状が悪化することが多く、冬場は体の冷えにより痛みが強くなる傾向があります。

線維筋痛症の治療期間はどのくらいかかりますか？

慢性疾患のため長期間の治療が必要です。症状の改善には数か月から数年かかることが多く、継続的な治療とセルフケアが重要になります。

線維筋痛症でも仕事を続けることはできますか？

症状の程度により異なりますが、適切な治療と職場環境の調整により仕事を続けることは可能です。ただし、約3分の1の患者さんが休職・休学を余儀なくされているのが現状です。

線維筋痛症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と線維筋痛症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

線維筋痛症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。