フレイル

フレイルとは

東京都健康長寿医療センターの調査によると日本人高齢者全体のフレイル割合は8.7%、プレフレイル（フレイル予備軍）は40.8%と報告されています。

フレイルは年齢に伴って筋力や心身の活力が低下した状態で、健康な状態と要介護状態の中間に位置する症状です。現在の高齢者人口を考慮すると、約300万人がフレイル状態にあると推定されます。

身体的なもの（筋力低下など）だけでなく、精神・心理的なもの（認知機能低下、うつ）、社会的なもの（独居、閉じこもり）も含む包括的な概念として捉えられています。

フレイルを放置すると、要介護状態に陥る可能性が高くなり、筋力がさらに低下して歩行困難から寝たきり状態に進行する恐れがあります。

低栄養状態が続くことで免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。認知機能の低下も進行し、最終的には日常生活に介助が必要な状態となり、健康寿命を大幅に短縮することになります。さらに、心疾患を併発した場合の死亡リスクが1.6～4倍高くなることも報告されています。

フレイルの原因

開院以来、当院にはフレイルでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、フレイルの原因はひとつではないということです。

フレイルの原因として次のものが挙げられます。

フレイルは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、筋力低下や認知機能の低下、社会参加の機会減少などが相互に影響し合い、身体機能全体の衰えが進行します。それは人によって違い、単に運動不足を解消したり栄養改善するだけでは、すべての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。フレイルは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

フレイルへの対応として、次のようなものが一般的です。

運動療法

継続的な運動が必要で、プロフェッショナルの指導のもと根気よく続ける必要があります。間違った方法では悪化する可能性もあり、個人の状態に応じた適切な負荷の見極めが重要です。

また、体調や天候により継続が困難になることも多く、強い意志と環境が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

栄養療法

食事内容の大幅な変更が必要な場合があり、生活習慣の改善に時間がかかります。また、咀嚼や嚥下機能の低下がある場合、食事形態の調整が困難な場合があります。

食習慣の改善も根気よく継続できる人はごくわずかであり、万人向けの対処法とは言えません。

薬物療法の見直し

複数の疾患を抱える高齢者では、薬剤の調整が複雑になり、医師間の連携が必要です。急な減薬により症状が悪化するリスクもあります。

リハビリテーション

継続的な通院が必要で、体調や天候により通院が困難になることがあります。

フレイルを改善するために

まずはあなたのフレイルの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、フレイルの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でフレイルが改善する理由

フレイルの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

リハビリや、整体、マッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

フレイルのQ＆A

フレイルは自然に治りますか？

フレイルは適切な対策を取らなければ自然には改善しません。しかし、栄養、運動、社会参加の3つの柱に取り組むことで改善可能な状態です。

フレイルの人がやってはいけないことは？

過度な安静や社会からの孤立は避けるべきです。また、極端な食事制限や無理な運動も禁物です。医師の指導のもと適切な活動を心がけましょう。

フレイルとサルコペニアの違いは何ですか？

サルコペニアは筋肉量と筋力の低下に特化した概念で、フレイルはより包括的に身体的、精神的、社会的な虚弱状態を表します。

どの診療科を受診すればよいですか？

まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて老年科、リハビリテーション科、栄養科などの専門科への紹介を受けることをお勧めします。

運動はどの程度行えばよいですか？

個人の体力に応じて、週に2-3回の軽い筋力トレーニングと毎日の散歩程度から始めることをお勧めします。専門家の指導を受けることが大切です。

フレイルになりやすい年齢はありますか？

65歳以降にリスクが高まりますが、個人差があります。75歳以上では特に注意が必要で、定期的なチェックをお勧めします。

フレイルで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とフレイルは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

フレイルは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。