五十肩

五十肩とは

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、肩こりは男性、女性ともに身体不調の第2位となっています。

この中には多くの五十肩患者が含まれており、特に40代以降の年齢層で発症率が高く、糖尿病患者では通常の5〜10倍の発症率があるとされています。

肩は体の中で最も大きく動く関節であり、多くの筋肉や腱が支えています。これらの組織に炎症が生じることで痛みや動きの制限が起こるのです。

特に腕を上げる動作や後ろに回す動作が困難になり、日常生活に大きな支障をきたします。

40〜50代に多く発症することから「四十肩」「五十肩」と呼ばれていますが、実際には様々な年齢で発症します。

五十肩を放置すると、症状は徐々に悪化していきます。初期の痛みが我慢できる程度であっても、時間の経過とともに激しい痛みへと変化することがあります。

特に夜間痛が強くなり、睡眠障害を引き起こすケースが多いです。

肩の可動域がさらに制限されると、着替えや洗髪などの基本的な日常動作が困難になり、腕を上げることができず、自分でできていた動作が一人ではできなくなることもあります。

肩をかばう姿勢により、首や背中など他の部位にも痛みや不調が波及することも少なくありません。

長期間放置すると、肩関節の永続的な機能障害を引き起こす可能性があります。一度失った可動域を取り戻すのは非常に困難になるため、早期の適切な対処が重要です。

五十肩の原因

開院以来、当院には五十肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、五十肩の原因はひとつではないということです。

五十肩の原因として次のものが挙げられます。

五十肩は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、神経の伝達異常が起こり、肩関節周囲の組織が硬くなり、炎症を起こしやすくなります。

高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病がある方は五十肩になりやすく、特に糖尿病患者は発症リスクが5〜10倍高まるというデータもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。五十肩は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

五十肩への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

表面的な炎症や痛みを抑えるだけで根本的な解決にならないことが多く、長期使用による副作用（胃腸障害など）のリスクがあります。

また五十肩の原因によっては効果が限定的です。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

注射療法

効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることがあります。

ステロイド注射の場合、頻回使用による組織の脆弱化や感染リスクがあります。また注射自体の痛みを伴います。

運動療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。

また自己判断での過度な運動は症状を悪化させる可能性があります。

頸椎神経根ブロック下肩関節授動術

専門的な技術が必要で、実施できる医療機関が限られています。

また処置後の痛みを伴うことがあり、適切なフォローアップが必要です。

五十肩を改善するために

まずはあなたの五十肩の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、五十肩の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で五十肩が改善する理由

五十肩の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

五十肩のQ＆A

五十肩は自然に治りますか？

五十肩は自然経過で改善することが多いですが、完全に治るまでに6ヶ月〜2年かかることもあります。適切な治療を受けることで回復期間を短縮し、後遺症を残さないようにすることが重要です。放置すると可動域制限が固定化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。

五十肩の人がやってはいけないことは？

特に初期の炎症期には無理に肩を動かすことは避けるべきです。「動かさないと固まる」という誤解から無理に動かして症状を悪化させるケースが多いです。症状の段階に合わせた適切な運動が重要です。また、重い物を持つことや長時間の同じ姿勢も避けましょう。

五十肩と肩こりの違いは何ですか？

五十肩は肩関節内の炎症が主な原因で、肩から上腕にかけての痛みと可動域制限が特徴です。一方、肩こりは首から肩、背中の筋肉の緊張が原因で、両者は同時に起こることもあります。五十肩は特定の動作で痛みが強く出るのに対し、肩こりは持続的な鈍痛が特徴です。

五十肩の治療期間はどのくらいですか？

個人差がありますが、一般的には3つの段階（炎症期・拘縮期・回復期）を経て、3ヶ月〜1年程度かかることが多いです。適切な治療を早期に開始することで回復を早められます。当院では症状の進行度合いに応じた施術計画を立て、効率的な改善を目指します。

五十肩に効く湿布はありますか？

消炎鎮痛効果のある湿布は表面的な炎症を抑える効果がありますが、軽症例にしか効果がない場合が多いです。症状が強い場合は湿布だけでなく、総合的な治療が必要です。当院では湿布に頼らない根本的な改善を目指した施術を行っています。

糖尿病と五十肩に関連性はありますか？

糖尿病患者は五十肩の発症リスクが5〜10倍高く、また通常より治りにくいことが報告されています。血糖コントロールも五十肩の治療には重要です。当院では基礎疾患も考慮した総合的なアプローチで五十肩の改善を目指します。

五十肩で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と五十肩は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

五十肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。