ヒールストライク

ヒールストライクとは

ヒールストライクとは、ランニング時にかかと（踵）から着地する走法のことを指します。この着地方法では、足が地面に接触する際に最初にかかとが接地し、その後足全体が地面につく動作パターンを示します。

多くの一般ランナーが無意識に行っている着地方法ですが、過度なヒールストライクは足首、膝、腰への負担を増加させる可能性があります。

日本では年間約50万人がランニング関連の障害を抱えており、その約90％がヒールストライクによる着地を行っています。特に膝関節周辺の障害が最も多く、ランナー全体の約30％が何らかの膝の問題を抱えているとされています。

ヒールストライクによる過度な衝撃が継続すると、初期の軽微な痛みから始まり慢性的なスポーツ障害へと進行していきます。放置してしまうと腸脛靭帯炎や膝蓋腱炎、シンスプリントなどの具体的な障害へと悪化します。

さらに症状が進行すると、疲労骨折や軟骨損傷を引き起こす可能性があります。このような状態になると長期間のスポーツ活動停止が必要となり、場合によっては手術が必要になることもあります。

また、痛みを庇うことで他の部位への負担が増加し、腰痛や股関節痛などの二次的な障害を併発するリスクも高まります。

最悪の場合、運動を完全に諦めなければならない状況に陥り、フルマラソン完走という目標を達成することができなくなってしまいます。

ヒールストライクの原因

開院以来、当院にはヒールストライクでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ヒールストライクの原因はひとつではないということです。

ヒールストライクの原因として次のものが挙げられます。

ヒールストライクは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

体の重心より前方に足を着地させるオーバーストライドが最も多い原因ですが、足関節の硬さや筋力不足なども大きく影響しています。この複数の原因が引き金となり、足部から膝、腰に至る身体のアライメント異常や筋肉・筋膜の緊張などが発生し、痛みが発症します。

それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ヒールストライクは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ヒールストライクへの対応として、次のようなものが一般的です。

消炎鎮痛剤の処方

一時的な症状緩和にとどまり、根本的な動作パターンの改善には至りません。長期使用により胃腸障害のリスクがあります。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

物理療法

通院回数が多く必要で、効果の実感までに時間がかかります。症状の根本原因である走法の改善には直接的には寄与しません。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

運動療法・リハビリテーション

継続的な取り組みが必要で、自己管理が困難な場合は効果が限定的です。ランニング特有の動作パターンの修正には専門的な指導が必要です。

装具療法

病院で処方される装具への依存により、本来の身体機能の回復が阻害される可能性があります。根本的な身体の使い方の改善には至りません。

注射療法

効果が一時的で、繰り返しの注射が必要になる場合があります。感染リスクや副作用の可能性も存在します。

ヒールストライクを改善するために

まずはあなたのヒールストライクの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ヒールストライクの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でヒールストライクが改善する理由

ヒールストライクの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ヒールストライクのQ＆A

ヒールストライクは自然に治りますか？

ヒールストライク自体は病気ではなく走法の一つですが、痛みを伴う場合は適切な身体の使い方の修正と筋バランスの調整により改善可能です。

ヒールストライクの人がやってはいけないことは？

痛みがある状態での無理な走り込み、不適切なストレッチ、急激なランニングフォームの変更は避けるべきです。段階的な改善が重要です。

ヒールストライクとフォアフット着地の違いは何ですか？

ヒールストライクはかかとから着地、フォアフット着地は前足部から着地する方法です。どちらも適切であれば問題ありませんが、個人の身体特性に合った着地パターンが重要です。

なぜ自分だけ痛みが出るのでしょうか？

身体のアライメント、筋バランス、走法、シューズなど複数の要因が組み合わさって痛みが生じます。個人の身体特性を詳しく評価することで原因を特定できます。

ランニングシューズを変えれば改善しますか？

シューズは重要な要素の一つですが、それだけでは根本的な解決には至りません。身体の使い方の改善と合わせて適切なシューズ選択が効果的です。

どのくらいの期間で走り方は変わりますか？

個人差がありますが、適切な指導のもと継続的に取り組めば、2-3ヶ月程度で基本的な動作パターンの改善が期待できます。

ヒールストライクで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とヒールストライクは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ヒールストライクは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。