腸脛靭帯炎

腸脛靭帯炎とは

腸脛靭帯炎は、お尻の筋肉から脛骨にかけて太ももの外側に存在する腸脛靭帯という組織が、膝の屈伸運動を繰り返すことで骨との間に摩擦が生じて炎症を起こす疾患です。「ランナー膝」とも呼ばれ、膝の外側に痛みを感じるのが特徴的な症状です。

腸脛靭帯炎はスポーツに関連する傷害として、特にランニングやサイクリングを頻繁に行う人の約10～15％に発生するとされています。日本のランニング愛好者は約1,000万人と推定されており、これに基づくと腸脛靭帯炎の潜在的患者数は100万人～150万人程度と考えられます。

なかでもIT関係の仕事に従事されている方が週末のランニングで発症するケースが目立っており、生活の質の低下、ストレス増大、運動への恐怖心に影響を及ぼします。

腸脛靭帯炎を放置すると、初期段階では運動後や長時間の歩行後のみに現れていた痛みが進行し、安静時にも痛みを感じるようになります。症状が悪化すると日常生活での歩行や階段の昇降にも支障をきたし、膝の外側に慢性的な腫れや熱感が持続する可能性があります。

最悪の場合、運動を完全に諦めざるを得なくなり、筋力低下や体力の著しい衰えによって日常生活の質が大幅に低下することになります。好きなランニングやマラソン大会への参加ができなくなり、ストレス発散の機会を失うことで精神的な影響も懸念されます。

腸脛靭帯炎の原因

開院以来、当院には腸脛靭帯炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腸脛靭帯炎の原因はひとつではないということです。

腸脛靭帯炎の原因として次のものが挙げられます。

腸脛靭帯炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、膝関節の動きの異常や腸脛靭帯の緊張、周囲筋肉の硬化などが発生し、炎症が発症します。それは人によって違い、単に患部に湿布を貼ったり電気治療をするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腸脛靭帯炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腸脛靭帯炎への対応として、次のようなものが一般的です。

物理療法

根本的な原因にアプローチできず、一時的な症状緩和にとどまる場合が多く、治療効果の持続性に限界があります。

それだけではありません。表面的な痛みの緩和にとどまり、根本的な原因の解決には至らない場合が多いため症状が再発するという負のサイクルに陥りかねません。

運動量の制限・体幹トレーニング

運動を制限することで体力や筋力が低下し、復帰時に再発のリスクが高まる可能性があります。また、精神的なストレスを感じる場合もあります。

体幹トレーニングは正しい指導なしに行うと症状を悪化させる可能性があり、効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。

湿布の処方

表面的な痛みの緩和にとどまり、根本的な原因の解決には至らない場合が多く、依存的な使用になりがちです。

腸脛靭帯炎を改善するために

まずはあなたの腸脛靭帯炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腸脛靭帯炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で腸脛靭帯炎が改善する理由

腸脛靭帯炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

湿布やマッサージで効果が期待できなかった方、手術を避けたいとお考えの方も諦めずにご相談ください。

腸脛靭帯炎のQ＆A

腸脛靭帯炎は自然に治りますか？

軽度の場合は安静により自然治癒する可能性もありますが、根本的な原因を解決しなければ再発しやすく、適切な治療とケアが重要です。

腸脛靭帯炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢しての運動継続、不適切なストレッチ、急激な負荷増加は避けるべきです。また冷やしすぎや温めすぎも症状を悪化させる可能性があります。

腸脛靭帯炎とランナー膝の違いは何ですか？

腸脛靭帯炎とランナー膝は同じ疾患を指します。ランナーに多く発症することから「ランナー膝」と呼ばれることが一般的です。

腸脛靭帯炎の痛みはどのくらい続きますか？

症状の程度や治療方法により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多く、早期治療が重要です。

腸脛靭帯炎の治療期間はどのくらいかかりますか？

軽度であれば2～4週間、重度の場合は数ヶ月を要することもあります。根本原因への対処と正しいケアにより治療期間を短縮できます。

腸脛靭帯炎は再発しやすいですか？

根本的な原因を解決せずに症状のみを抑えた場合は再発しやすい傾向があります。身体のバランスや動作パターンの改善が再発防止に重要です。

腸脛靭帯炎の予防方法はありますか？

適切なウォームアップとクールダウン、腸脛靭帯のストレッチ、体幹筋力の強化、運動量の段階的増加が効果的な予防方法です。

腸脛靭帯炎になったら何科を受診すればいいですか？

整形外科が一般的ですが、スポーツ医学に詳しい医師や、運動器疾患を専門とする接骨院・整体院での相談も有効です。

腸脛靭帯炎でもランニングを続けていいですか？

痛みがある状態での継続は症状悪化を招くため、まずは痛みの改善を優先し、段階的な復帰が必要です。専門家の指導下での運動再開が安全です。

腸脛靭帯炎の根本的な原因は何ですか？

体幹の不安定性、股関節周囲の筋力不足、足部のアライメント異常、間違った動作パターンなど、身体全体のバランスの崩れが根本原因として考えられます。

腸脛靭帯炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と腸脛靭帯炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腸脛靭帯炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。