関節唇損傷

関節唇損傷とは

関節唇損傷とは、肩や股関節の受け皿の縁を覆っている繊維性の軟骨（関節唇）が、外傷やスポーツでの使いすぎによって損傷・断裂する状態です。

関節唇は関節を安定させ、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしており、これが損傷すると関節の安定性が失われ、痛みや違和感が生じます。

厚生労働省の調査によると、関節鏡下手術の対象となる患者は年間約3,000例程度と推測されており、手術に至らない患者を含めると実際の患者数はさらに多いと考えられます。

スポーツを楽しんでいた方が突然動作時の痛みに悩まされることが多い症状で、関節内の構造上の問題のため一般的な筋肉の炎症とは異なる特徴を持ちます。

関節唇損傷を放置すると、関節の安定性がさらに低下し続けます。周囲の軟骨に過度な負担がかかることで、徐々に軟骨が破壊される危険性があります。

最終的には変形性関節症に移行するリスクが高まり、日常生活動作に重大な支障をきたす可能性があります。また、痛みを避けるために動かさなくなると、関節の拘縮が起こる場合もあります。適切なタイミングでの治療が重要な症状です。

関節唇損傷の原因

開院以来、当院には関節唇損傷でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、関節唇損傷の原因はひとつではないということです。

関節唇損傷の原因として次のものが挙げられます。

関節唇損傷は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、関節唇の弾力性が失われたり、関節の安定性が低下したりすることで症状が発症します。それは人によって違い、単に安静にしたり痛み止めを服用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。関節唇損傷は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

関節唇損傷への対応として、次のようなものが一般的です。

安静と薬物療法

長期間の安静は関節の拘縮を招く可能性があり、薬物療法は一時的な症状緩和に留まることが多く根本的な解決には至りません。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

リハビリテーション

継続的な運動が必要で、プロフェッショナルの指導のもと根気よく続ける必要があります。誤った動きは症状の悪化を招くリスクもあります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

関節内注射

効果は一時的で、繰り返し注射が必要になる場合があります。また、注射による感染や神経損傷のリスクも考慮する必要があります。

関節鏡下手術

手術には感染や神経損傷などのリスクが伴い、術後のリハビリ期間も長期にわたります。スポーツ復帰まで数ヶ月を要します。

関節唇損傷を改善するために

まずはあなたの関節唇損傷の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、関節唇損傷の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で関節唇損傷が改善する理由

関節唇損傷の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

関節唇損傷のQ＆A

関節唇損傷は自然に治りますか？

一度損傷した関節唇が自然に元通りになることはほとんどありません。しかし適切な治療により痛みの改善や機能回復は十分可能です。

関節唇損傷の人がやってはいけないことは？

深いしゃがみ込みや開脚動作、頭上への腕の挙上など関節唇に負担をかける動作は避けるべきです。痛みを我慢して無理に動かすことは禁物です。

手術しなくても改善する可能性はありますか？

約80%の方は保存療法で痛みが改善するとされています。適切なリハビリと生活指導により手術を回避できる可能性は高いです。

どのような検査で診断が確定しますか？

関節唇に特化した特殊なMRI撮影が必要です。通常のMRIでは異常が見つからないことも多く、専門的な撮影方法が重要になります。

リハビリはどのくらいの期間必要ですか？

保存療法の場合、スポーツ復帰まで短くて2-3ヶ月、長くて6ヶ月程度が目安です。個人差があるため焦らず継続することが大切です。

スポーツ復帰はいつ頃可能になりますか？

保存療法では3-6ヶ月、手術を受けた場合は日常生活レベルに1ヶ月、スポーツ復帰に3-6ヶ月が目安となります。

関節唇損傷と五十肩の違いは何ですか？

五十肩は関節包の炎症による可動域制限が主体ですが、関節唇損傷は関節の不安定感や特定の動作での痛みが特徴的です。

痛み止めはどのくらい続けても大丈夫ですか？

長期間の使用は胃腸障害などの副作用リスクがあります。医師と相談しながら必要最小限の使用にとどめることが重要です。

関節唇損傷で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と関節唇損傷は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

関節唇損傷は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。