オスグッド

オスグッドとは

オスグッドは、成長期の子どもに多く見られるスポーツ障害の一つです。正式名称は「オスグッド・シュラッター病」と呼ばれ、膝のお皿の下にある脛骨粗面という部分に痛みや腫れが生じる症状です。

成長期に膝を酷使することで、太もも前の筋肉が脛骨の付着部を強く引っ張り、膝下に腫れと鋭い痛みを生むスポーツ障害として知られています。特にサッカーやバスケットボール、陸上競技など、ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツに多く見られます。

厚労省委託調査でスポーツによる膝痛を訴える小中学生の約30％がオスグッドと診断されており、学齢人口から推計すると年間10～15万人前後が発症している状況です。

オスグッドを放置すると、痛みが慢性化して日常動作でも膝をかばうようになります。骨の隆起がさらに大きく変形して見た目と機能の両面で問題が残る恐れがあります。

フォームの乱れにより腰や反対側の膝まで負担が波及し、競技力低下や二次障害を招くこともあります。成長期という大切な時期に適切な治療を受けないと、将来的にスポーツを続けることが困難になる可能性もあるのです。

オスグッドの原因

開院以来、当院にはオスグッドでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、オスグッドの原因はひとつではないということです。

オスグッドの原因として次のものが挙げられます。

オスグッドは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、膝を伸ばす動作を繰り返すことで脛骨付着部が剥がれやすくなったり、骨が軟骨から硬い骨へ替わる過程で弱くなるため負荷に耐えにくくなったりします。

それは人によって違い、単に患部を冷やしたり筋肉をストレッチするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。オスグッドは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

オスグッドへの対応として、次のようなものが一般的です。

活動制限

長期離脱で体力が落ち復帰後に再発しやすくなります。部活動への参加ができず、チームメイトとの差が生まれる可能性があります。

薬物療法

痛みは抑えても根本的な牽引ストレスは残るため、根本的な解決にはなりません。継続的な服用により身体への負担も懸念されます。

物理療法・ストレッチ指導

頻回通院が必要で部活との両立が難しく、継続的な治療が困難になることがあります。自己流でやり過ぎると逆に炎症を悪化させる危険性があります。

手術療法

成長期に骨を削るため回復まで時間がかかり再発例もあります。手術による身体への負担と長期間のリハビリが必要になります。

オスグッドを改善するために

まずはあなたのオスグッドの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、オスグッドの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

成長期のお子さまの身体は大人とは異なる特徴があります。骨の成長と筋肉の発達のバランス、運動パターンの癖、日常生活での姿勢など、様々な要因が複雑に絡み合ってオスグッドを引き起こしています。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でオスグッドが改善する理由

オスグッドの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

オスグッドのQ＆A

オスグッドは自然に治りますか？

自然治癒は成長終了とともに期待できますが、放置すると骨変形や慢性痛が残るため早期ケアが安全です。適切な治療を受けることで、症状の改善と再発予防が可能になります。

オスグッドの人がやってはいけないことは？

痛みを我慢した全力ダッシュ・ジャンプ、硬い地面での練習、患部を強く揉む行為は避けてください。これらの行為は症状を悪化させる可能性があります。

膝下の骨は大人になっても元に戻りますか？

成長後に突出が目立たなくなる例もありますが、強い変形は残ることがあるため早期治療で最小限に抑えることが大切です。

再発を防ぐトレーニングはありますか？

太もも前後や股関節周囲をバランス良く鍛え、柔軟性を高めることで膝への牽引ストレスを軽減できます。当院では個別の身体状況に合わせたトレーニング指導も行っています。

痛みがあっても試合に出てもいいですか？

痛みがある間は出場を控え、試合直前に痛み止めでごまかすと悪化し復帰が長引く恐れがあります。短期的な我慢が長期的な競技継続につながります。

アイシングと温め、どちらが正しいですか？

炎症期はアイシング、痛みが引き硬さが残る時期は温めて血流を促すなど段階で使い分けます。適切な判断のためには専門家による評価が重要です。

オスグッドで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とオスグッドは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

オスグッドは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。