恥骨結合炎

恥骨結合炎とは

恥骨結合炎とは、骨盤の前面中央にある恥骨結合部分とその周辺組織に炎症が起こる疾患です。恥骨結合は左右の恥骨が軟骨を挟んで結合している部分で、ここに腹直筋や内転筋などの複数の筋肉が付着しています。

これらの筋肉から恒常的にストレスがかかることによって炎症が発生し、歩行や立ち上がり、階段の昇降時に痛みが現れます。特にサッカーやフットサルなどの接触系スポーツや、妊娠・出産を経験した女性に多く見られる傾向があります。

厚生労働省の分類では恥骨結合炎単独の明確な統計はありませんが、スポーツ障害や産後の骨盤痛の一部として年間数万人規模で発生していると推定されています。

恥骨結合炎をそのままにしておくと、痛みが慢性化し、歩行や立ち上がり、階段の上り下りが困難になります。睡眠中も痛みにより睡眠の質が低下し、日常生活全般に支障をきたすようになります。

仕事中の立ち座りが苦痛になり、集中して業務に取り組むことができなくなります。好きだったスポーツを諦めなければならなくなり、生活の質が大幅に低下してしまいます。最悪の場合、運動を再開しても完全に治りきらず、数年にわたって痛みが続くケースもあります。

恥骨結合炎の原因

開院以来、当院には恥骨結合炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、恥骨結合炎の原因はひとつではないということです。

恥骨結合炎の原因として次のものが挙げられます。

恥骨結合炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、骨盤関節の可動域減少や恥骨周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、恥骨結合炎が発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。恥骨結合炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

恥骨結合炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静療法

長期間の運動制限により筋力低下や体力減退を招く可能性があり、競技復帰に時間がかかることがあります。根本的な原因の解決にはならず、活動を再開すると再発するリスクが高くなります。

骨盤ベルトによる固定

根本的な原因解決にはならず、外すと症状が再発する可能性があります。また、依存性が生じることもあり、長期間の使用は筋力低下を招く可能性があります。

消炎鎮痛剤の処方

一時的な症状緩和効果はありますが、根本的な治療にはならず、副作用のリスクもあります。薬に頼り続けることで、身体本来の治癒力が低下する場合もあります。

リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要で、途中で挫折しやすい面があります。また、適切な指導がないと悪化させるリスクもあります。

恥骨結合炎を改善するために

まずはあなたの恥骨結合炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、恥骨結合炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で恥骨結合炎が改善する理由

恥骨結合炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

恥骨結合炎のQ＆A

恥骨結合炎は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化しやすいため早期の対処が重要です。症状が続く場合は専門家にご相談することをお勧めします。

恥骨結合炎の人がやってはいけないことは？

片脚での立位や階段の上り下り、重い物を持ち上げる動作、足を大きく開く動作は避けるべきです。また激しいスポーツや腹筋運動も控える必要があります。痛みを感じる動作は無理をせず、身体を休ませることが大切です。

どのくらいの期間で治りますか？

症状の程度や治療法により異なりますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。ただし慢性化した場合はより長期間を要します。早期に適切な治療を受けることで、回復期間を短縮できる可能性があります。

妊娠中でも治療は受けられますか？

妊娠中でも安全な治療法はありますが、薬物療法には制限があります。骨盤ベルトの使用や適切な運動療法などが中心となります。妊娠中の方は事前にご相談いただき、安全性を確認した上で施術を行います。

スポーツはいつから再開できますか？

痛みが完全に消失し、医師や治療家の許可が出てから段階的に再開することが大切です。急激な復帰は再発リスクを高めるため注意が必要です。当院では競技復帰に向けたプログラムもご提案いたします。

何科を受診すればよいですか？

整形外科が一般的ですが、産後の場合は産婦人科、スポーツ選手の場合はスポーツ医学専門の医師への受診も有効です。当院でも適切な診断と治療を行うことができますので、お気軽にご相談ください。

恥骨結合炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と恥骨結合炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

恥骨結合炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。