赤ちゃんの向き癖

赤ちゃんの向き癖とは

向き癖とは、赤ちゃんが寝ているときや抱っこされているときに、頭がいつも同じ方向を向いている状態のことです。生後間もない赤ちゃんの頭蓋骨は非常に柔らかく、長時間同じ向きで寝ることで後頭部や側頭部に圧力がかかり続け、頭の形が歪んでしまいます。

この状態が習慣化すると、赤ちゃんは頭の収まりの良い方向ばかりを向くようになり、さらに頭の歪みが進行してしまいます。日本では赤ちゃんの半数以上に向き癖がみられ、決して珍しい症状ではありません。

向き癖を放置すると、頭の歪みがさらに進行し、見た目だけでなく健康面にも影響が及ぶ可能性があります。具体的には、頭の形の左右非対称が進行し、顔の形にも影響が出ることがあります。また、首の筋肉や運動能力の発達の遅れも示唆されており、極端な場合には発達障害の原因になる可能性も報告されています。

さらに、発育性股関節形成不全症を誘発する可能性があり、対応が遅れると歩行に影響を及ぼすこともあります。早期の対応により、これらのリスクを大幅に軽減することができますので、適切な治療を受けることが大切です。

赤ちゃんの向き癖の原因

開院以来、当院には赤ちゃんの向き癖でお困りの保護者の方が数多く来院されています。これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、赤ちゃんの向き癖の原因はひとつではないということです。

赤ちゃんの向き癖の原因として次のものが挙げられます。

赤ちゃんの向き癖は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、頭蓋骨の変形や筋肉のバランス異常などが発生し、向き癖が定着してしまいます。子宮内で長時間同じ姿勢を取っていたり、出産時の影響で生後も同じ向きを好むようになることがあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。赤ちゃんの向き癖は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

赤ちゃんの向き癖への対応として、次のようなものが一般的です。

体位変換

継続的な見守りが必要で、親の睡眠不足やストレスにつながります。また、赤ちゃんが嫌がって泣くことが多く、効果が限定的な場合があります。24時間体制での管理が必要となり、保護者への負担が大きいのが現実です。

タミータイム・ヘルメット治療

タミータイムはうつぶせ寝による乳幼児突然死症候群（SIDS）のリスクがあるため、常に監視が必要です。ヘルメット治療は治療に適切な時期が限られており（生後2-6ヶ月）、費用が高額で、赤ちゃんが装着を嫌がる場合があります。

どちらも継続が困難で、根本的な改善には至らないケースも多く見られます。

赤ちゃんの向き癖を改善するために

まずはお子様の向き癖の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、赤ちゃんの向き癖の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で赤ちゃんの向き癖が改善する理由

赤ちゃんの向き癖の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

赤ちゃんに負担をかけない優しい施術で、全身のバランスを整えることで根本的な改善を目指します。

赤ちゃんの向き癖のQ＆A

赤ちゃんの向き癖は自然に治りますか？

軽度の向き癖は生後3ヶ月を過ぎると自然改善することもありますが、頭の変形が進行している場合は専門的な治療が必要です。早期の対応が重要で、放置すると改善が困難になる場合があります。

向き癖の赤ちゃんがやってはいけないことは？

うつぶせ寝を避け、同じ向きで長時間寝かせ続けることは控えましょう。また、無理に頭の向きを変えようとして首に負担をかけないよう注意が必要です。

向き癖と斜頸はどう違うのですか？

向き癖は習慣的に同じ方向を向く状態で、斜頸は首の筋肉の問題により首が傾いた状態です。斜頸が原因で向き癖が生じることもあり、適切な鑑別診断が重要です。

ヘルメット治療はいつから始めればよいですか？

生後2-6ヶ月の頭蓋骨が柔らかい時期が最適です。この時期に開始することで短期間で効果が期待できるため、気になったら早めに専門医にご相談ください。

頭の形の歪みは将来的に問題になりますか？

見た目だけでなく、発達面での影響も報告されています。東洋医学的観点からも頭部のバランスは全身の調和に重要で、早期改善が望ましいとされています。

何科を受診すれば良いのでしょうか？

小児科から始めて、必要に応じて形成外科や頭の形専門外来への紹介を受けることをお勧めします。当院でも相談を承っており、総合的なアプローチが可能です。

赤ちゃんの向き癖で悩まされていた保護者の皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と赤ちゃんの向き癖は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。赤ちゃんの向き癖は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。