PPPD

PPPDとは

PPPD（持続性知覚性姿勢誘発めまい）とは、3ヶ月以上にわたって雲の上を歩いているような浮遊感や不安定感が続く慢性的なめまい疾患です。

立ったり歩いたりする動作、エレベーターやエスカレーターなどの乗り物、パソコンやスマートフォンの画面を見ることで症状が悪化するという特徴があります。

慢性めまいの原因として最も多いのがPPPDで、慢性めまい全体の約40％を占めるとされています。40～60歳代の女性に多く発症し、不安症や神経症の傾向がある方に多く見られます。

PPPDは自然治癒の可能性が低い疾患で、放置すると不安症やうつ病を併発し、長期にわたってめまい症状が持続してしまいます。

症状が慢性化すると日常生活や仕事への支障が深刻化し、外出を控えるようになったり、家族との関係にも影響を及ぼします。特に就労期の方では仕事のパフォーマンス低下や休職を余儀なくされるケースもあり、最悪の場合は完全に引きこもり状態になってしまうリスクもあります。

PPPDの原因

開院以来、当院にはPPPDでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、PPPDの原因はひとつではないということです。

PPPDの原因として次のものが挙げられます。

PPPDは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、平衡感覚を司る小脳が視覚や体性感覚からの微細な刺激に対して過剰に適応することで症状が生じると考えられています。良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などの急性めまいが引き金となったり、めまいを伴う片頭痛の発作後に慢性的な浮遊感が残存することがあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。PPPDは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

PPPDへの対応として、次のようなものが一般的です。

SSRI・SNRI（抗うつ薬）の処方

吐き気、眠気、めまい、ふらつきなどの副作用があり、薬を中止する際の離脱症状が問題となることがあります。

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかる場合があり、身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

前庭リハビリテーション

効果を得るには月単位での継続が必要で、症状は一進一退することが多く根気が必要です。リハビリによってめまいが誘発され一時的に悪化することもあります。

個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

認知行動療法

専門的な研修と臨床経験を積んだ医師でなければ実施できず、通常の内科や耳鼻咽喉科外来では行えません。効果が現れるまでに時間がかかります。

抗不安薬の処方

依存性のリスクがあり、長期使用により耐性が生じる可能性があります。根本的な治療にはならず対症療法に留まります。

PPPDを改善するために

まずはあなたのPPPDの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、PPPDの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でPPPDが改善する理由

PPPDの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

PPPDのQ＆A

PPPDは自然に治りますか？

PPPDは自然治癒の可能性が低い疾患です。適切な治療を受けることで症状の改善が期待できますが、放置すると長期化する傾向があります。早期の治療開始が重要です。

PPPDの人がやってはいけないことは？

急激な頭の動きや長時間のスマートフォン使用、人混みでの長時間滞在は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。症状を悪化させる環境や動作を把握することが大切です。

PPPDと他のめまい疾患の違いは何ですか？

PPPDは回転性めまいではなく浮遊感が特徴で、動作や視覚刺激で悪化します。検査で異常が見つからないことも特徴の一つで、慢性的に症状が持続する点が他のめまい疾患と異なります。

薬を飲まずに改善する方法はありますか？

前庭リハビリテーションや認知行動療法、生活習慣の改善などの非薬物療法でも改善が期待できます。当院でも薬に頼らない治療を行っており、身体の自然治癒力を引き出す施術で改善を目指します。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療を継続することで数ヶ月から1年程度で改善される方が多いです。早期治療が重要で、症状の程度や原因によって改善期間は変わります。

運動をしても大丈夫ですか？

適度な運動は症状改善に有効ですが、激しい頭の動きを伴う運動は避け、個人の状態に合わせた運動を行うことが重要です。当院では患者様の状態に応じた運動指導も行っています。

PPPDで悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とPPPDは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

PPPDは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。