側弯症

側弯症とは

日本における側弯症の患者数について、日本側彎症学会によると、10度を超える側弯症は全体の2-3％に発生し、20度以上で0.3-0.5％、30度以上で0.1-0.3％、40度以上は0.1％未満とされています。

側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう病気です。通常、背骨は横から見るとS字カーブを描いていますが、正面から見るとほぼまっすぐです。しかし側弯症では、背骨が正面から見てC字型やS字型に弯曲し、多くの場合背骨自体のねじれも伴います。

最も多い思春期特発性側弯症では女児が男児の5-8倍多く、側弯の程度が大きくなると女児の割合が増加します。中高年で急速に脊柱が曲がってくるタイプは変性側弯と呼ばれ、現代社会においてデスクワークや下を向いての作業が増える中、注意が必要な症状といえます。

側弯症を放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があります。高度の弯曲では胸郭が著しく変形し、肺の機能が低下してしまうのです。その結果、肺や心臓に重大な合併症を引き起こし、最悪の場合、呼吸困難や心不全など生命に関わる状態に至る可能性があります。

また、背骨のカーブが進行すると内臓を圧迫してしまい、消化器官の機能低下も考えられます。体全体のバランスが崩れることで筋肉の緊張が起こり、慢性的な肩こりや腰痛を引き起こす恐れもあります。立っていることが困難となり、横になって休まなければならない状態になることも珍しくありません。

側弯症の原因

開院以来、当院には側弯症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、側弯症の原因はひとつではないということです。

側弯症の原因として次のものが挙げられます。

側弯症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

特発性側弯症は全体の80％前後を占めており、遺伝子の異常が関与している可能性が研究されていますが、はっきりとした原因は分かっていません。複数の原因が引き金となり、背骨の可動域減少や筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、側弯症が発症します。

それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。側弯症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

装具療法

1日18-23時間という長時間の装着が必要で、日常生活や仕事に大きな支障をきたします。また、装具による皮膚トラブルや精神的なストレスも問題となります。

学生であれば学校生活への影響や友人関係での悩みも生じやすく、継続的な装着は想像以上に困難な場合が多いです。

手術療法

脊髄近くの手術のため運動・感覚麻痺の後遺症リスクがあり、合併症や感染症の可能性も存在します。また手術後は体をひねる動作や前にかがむ動作が制限され、日常生活に大きな変化をもたらします。

手術による傷跡も残るため、多くの患者さまが手術以外の選択肢を求められています。

経過観察

積極的な治療を行わないため、進行を食い止めることができず、患者の不安が続きます。定期的な検査を受けながらも何もできない状態は、精神的な負担も大きくなってしまいます。

側弯症を改善するために

まずはあなたの側弯症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、側弯症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で側弯症が改善する理由

側弯症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

コルセットに頼りたくない方や手術を避けたい方、マッサージや整体で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

側弯症のQ＆A

側弯症は自然に治りますか？

真の側弯症であれば自然治癒することはありません。ただし、乳児期に発症する特発性側弯症だけは自然治癒することがあるとされています。早期の適切な治療が重要です。

側弯症の人がやってはいけないことは？

急激な体のねじりや重いものを持つ動作、長時間同じ姿勢を続けることは避けるべきです。また、症状に応じて個別に制限事項が異なるため専門家の指導が必要です。

手術以外で改善する方法はありますか？

当院では三軸修正法やレインボー療法、神経整体、FDMなどを組み合わせた独自の施術により、手術以外での改善アプローチを行っています。体のアライメント修正と神経伝達の正常化を図ります。

コルセットを一生着け続けなければならないのですか？

必ずしもそうではありません。適切な治療により体のバランスが整えば、コルセットに依存しない生活を送ることが可能です。個人差はありますが改善の可能性があります。

側弯症は遺伝しますか？

はっきりとした遺伝様式はありませんが、遺伝子の異常が関与している可能性が研究されています。家族歴がある場合は早期検査をお勧めします。

どの程度の角度になったら手術が必要ですか？

一般的に50度以上で手術適応とされますが、当院では手術前の保存的治療により改善を図る取り組みを行っています。

側弯症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と側弯症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。