腰椎分離症

腰椎分離症とは

腰椎分離症とは腰の骨の一部が疲労骨折を起こして分離してしまう状態です。成長期のスポーツ選手に多く見られる疾患で、野球やサッカー、陸上競技で腰を反らしたり捻ったりする動作を繰り返すことで発症します。

腰椎の椎弓という部分に亀裂が入り、それが進行すると完全に分離してしまう症状です。

日本人成人の約6%が腰椎分離症を患っており、特に成長期のスポーツ選手においては高校生以下で2週間以上続く腰痛患者の約40%が腰椎分離症であったという報告もあります。

中学生の腰痛患者における分離症の割合は49.6%と非常に高く、成長期における代表的なスポーツ障害として位置づけられています。

腰椎分離症を放置すると分離が完成してしまい、将来的に腰椎分離すべり症になるリスクが高くなります。これにより慢性的な腰痛に悩まされ、神経を圧迫することで下肢痛やしびれが出現する可能性があります。

また分離部が偽関節というグラグラな状態になり治りにくくなってしまいます。早期に適切な治療を行わないと骨癒合する確率が著しく低下し、一生涯にわたって腰痛と付き合わなければならない状況に陥る恐れがあります。

最悪の場合には手術が必要になってしまい、長期間の運動制限や競技からの離脱を余儀なくされる可能性もあります。

腰椎分離症の原因

開院以来、当院には腰椎分離症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腰椎分離症の原因はひとつではないということです。

腰椎分離症の原因として次のものが挙げられます。

腰椎分離症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、腰椎の椎弓部に疲労骨折が生じ、それが進行すると完全に分離してしまいます。それは人によって違い、単に安静を保ったりコルセットを着用するだけでは、全ての問題は解決できません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腰椎分離症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腰椎分離症への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法（コルセット治療）

長期間のスポーツ禁止により筋力低下や競技レベルの低下が避けられません。またコルセット着用による皮膚トラブルや生活の制約が生じます。発見が遅れた場合は骨癒合が期待できない場合があります。

成長期の貴重な時間を安静で過ごすことは、競技レベルの向上や進学・進路に大きな影響を与えてしまいます。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法にとどまるため、薬の効果が切れると再び痛みが現れます。長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

理学療法・リハビリテーション

継続的な取り組みが必要で、個人の努力に依存する部分が大きく効果にばらつきが生じやすいです。また不適切な運動により症状が悪化する場合もあります。

運動することでかえって腰椎分離症の症状が強まることもあり、継続が難しい部分があります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

手術療法

手術に伴うリスクや合併症の可能性があり、術後のリハビリ期間も長期にわたります。また手術を行っても完全な機能回復が保証されるわけではありません。

腰椎分離症を改善するために

まずはあなたの腰椎分離症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腰椎分離症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で腰椎分離症が改善する理由

腰椎分離症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腰椎分離症のQ＆A

腰椎分離症は自然に治りますか？

発症早期であれば適切な治療により骨癒合が期待できますが、放置すると自然治癒は困難です。早期発見・早期治療が重要で、当院では最新の検査技術と治療法により骨癒合を促進します。

腰椎分離症の人がやってはいけないことは？

腰を反らしたり捻ったりする動作、重い物を持ち上げる動作は避けてください。また長時間の同一姿勢も症状を悪化させる可能性があります。個人の症状に応じた生活指導を行います。

なぜ自分だけが腰椎分離症になったのですか？

遺伝的要因と環境要因が複合的に関与しているため、同じ運動をしていても発症しない人もいます。体質的な要因があるため自分を責める必要はありません。適切な治療で改善可能です。

コルセットはいつまで着用する必要がありますか？

症状や骨癒合の進行状況により個人差がありますが、通常3～6ヶ月程度です。当院では定期的な検査により最適な着用期間を判断し、早期の脱却を目指します。

手術をしなくても競技復帰は可能ですか？

早期の適切な保存治療により多くの方が手術なしで競技復帰を果たしています。当院の独自の治療法により、より効果的な競技復帰をサポートします。

腰椎分離症と腰椎すべり症の違いは何ですか？

分離症は椎弓の亀裂・分離のみですが、すべり症は椎体が前方に滑り出た状態です。分離症を放置するとすべり症に進行するリスクがあるため、早期治療が重要です。

MRI検査は必ず必要ですか？

早期診断と治療計画立案のためMRI検査は非常に重要です。軟部組織の状態も詳細に把握でき、適切な治療選択につながります。当院では最新のMRI設備を完備しています。

腰椎分離症に効果的なストレッチはありますか？

ハムストリングスや腸腰筋のストレッチが効果的ですが、症状に応じた適切な方法で行うことが重要です。当院では個別の症状に合わせたストレッチ指導を行います。

将来的に腰椎すべり症に進行する可能性はどのくらいですか？

適切な治療を行わない場合のリスクは高くなりますが、早期治療により進行を防ぐことが可能です。当院では長期的な視点での治療計画を立案し、将来のリスクを最小限に抑えます。

腰椎分離症でも妊娠・出産に影響はありませんか？

適切に管理されていれば妊娠・出産への直接的な影響は少ないとされています。ただし、妊娠期間中の体重増加や姿勢変化への対策が重要で、専門的なサポートが必要です。

腰椎分離症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と腰椎分離症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腰椎分離症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。