強皮症

強皮症とは

日本における強皮症の推定患者数は約3万人とされています。厚生労働省の難病情報センターによると、全身性強皮症患者は2万人以上が確認されていますが、軽症型で診断されていない患者を含めると数倍以上になると推定されています。

強皮症は、皮膚や内臓が硬くなることを特徴とする病気です。免疫の異常、血管の障害、線維化という3つの要因が組み合わさって発症します。皮膚の硬化は手指から始まることが多く、進行すると肺、心臓、腎臓、消化管などの内臓にも影響を及ぼします。

症状の範囲により「限局皮膚硬化型」と「びまん皮膚硬化型」の2つに分類され、それぞれ進行の速度や内臓病変の合併が異なります。男女比は1:12と女性に多く、主に30～50歳代で発症する稀な疾患です。

強皮症の程度が軽くても日常的に症状が起こるなら大きなストレスになりますし、放置してしまうと皮膚硬化が手指から上肢、体幹へと進行し、関節拘縮により日常生活動作が困難になります。

内臓では肺線維症による呼吸困難の悪化、肺高血圧症の発症により最終的に心不全に至る可能性があります。消化管では嚥下障害や逆流性食道炎が悪化し、腎臓では強皮症腎と呼ばれる悪性高血圧を呈することがあり予後不良です。

手指の潰瘍が進行すると壊疽に至ることもあり、指の切断が必要になる場合もあります。

強皮症の原因

開院以来、当院には強皮症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、強皮症の原因はひとつではないということです。

強皮症の原因として次のものが挙げられます。

強皮症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、皮膚の硬化や血管の収縮、内臓への影響などが発生し、様々な症状が発症します。それは人によって違い、単に皮膚の症状だけを治療したり血管の問題だけを改善するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。強皮症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

強皮症への対応として、次のようなものが一般的です。

免疫抑制薬

長期使用により感染症リスクが増加し、肝機能障害や骨髄抑制などの副作用があります。定期的な血液検査が必要で、効果が現れるまで時間がかかります。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

血管拡張薬

低血圧、めまい、頭痛などの副作用があり、患者によっては日常生活に支障をきたす場合があります。根本的な血管病変の改善は困難です。

症状の改善も一時的であり、継続的な服薬が必要とするため長期的な治療計画が必要になります。

対症療法

症状の緩和にとどまり、根本的な治療ではないため継続的な服薬が必要です。薬物相互作用や多剤併用による副作用のリスクがあります。

リハビリテーション

継続しての運動を続ける必要があり、負荷を最適に保つためにプロフェッショナルのトレーナーや理学療法士と根気よく続ける必要があります。動きによっては悪化することもあり見極めが重要です。

強皮症を改善するために

まずはあなたの強皮症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、強皮症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で強皮症が改善する理由

強皮症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

強皮症のQ＆A

強皮症は自然に治りますか？

現在のところ完治する治療法は確立されていませんが、適切な治療により進行を抑制し、症状の改善は期待できます。早期の診断と治療開始が重要です。

強皮症の人がやってはいけないことは？

急激な温度変化、過度なストレス、喫煙は避けてください。手指の保温を心がけ、小さな外傷でも適切な処置を行うことが大切です。

限局性強皮症と全身性強皮症の違いは？

限局性は皮膚症状が主体で内臓病変は稀ですが、全身性は皮膚に加え肺、心臓、腎臓などの内臓にも病変が生じる可能性があります。

レイノー現象はどのくらいの頻度で起こりますか？

患者さんの80%以上で初発症状として現れ、寒冷刺激や精神的ストレスが誘因となります。適切な保温と血管拡張薬で軽減可能です。

強皮症は遺伝しますか？

遺伝的素因は関与しますが、明確な遺伝パターンはありません。家族内発症もありますが、必ず遺伝するわけではありません。

妊娠・出産への影響はありますか？

病状が安定していれば妊娠は可能ですが、専門医による慎重な管理が必要です。一部の薬剤は妊娠中使用できないため事前相談が重要です。

食事で気をつけることはありますか？

胃酸分泌を刺激する香辛料や酸性食品を控え、小分けにして食べることで逆流性食道炎の症状軽減が期待できます。

運動はしても大丈夫ですか？

激しい運動は避け、関節可動域維持のための軽いストレッチや適度な有酸素運動は推奨されます。個人の病状に応じた運動計画が大切です。

症状の進行を予測できますか？

病型により予後は異なりますが、個人差が大きく正確な予測は困難です。定期的な検査により早期に変化を捉えることが重要です。

完治する可能性はありますか？

現在のところ完治は困難ですが、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活の質を維持することは可能です。研究も進歩しており将来に希望があります。

強皮症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と強皮症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

強皮症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。