バーナー症候群

バーナー症候群とは

日本ラグビー協会の登録選手数約12万人を基準に推計すると年間約1万8千人から2万4千人の選手がバーナー症候群を経験している可能性があります。

バーナー症候群とは、ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツで頭部や肩に強い衝撃を受けた際に起こる、首の神経の一時的な障害です。

衝撃により頚椎から腕にかけて通る神経束（腕神経叢）が圧迫や引き伸ばされることで、首から腕にかけて電気が走るような激痛やしびれ、一時的な脱力感が生じます。

なかでもコンタクトスポーツを行う選手に多く発症し、競技パフォーマンスの低下、選手生命への影響、日常生活の質の低下に大きく影響を及ぼします。

バーナー症候群を適切に治療せずに放置すると、神経の慢性的な炎症や癒着が進行し、症状が長期化する恐れがあります。

繰り返し同じ部位に負荷がかかることで神経根の損傷が蓄積され、常時しびれや脱力感が残存する可能性があります。最悪の場合、腕や手指の筋力低下が永続的に残り、スポーツ活動の継続が困難になるだけでなく、日常生活での細かい作業や重いものを持つことも困難になります。

バーナー症候群の原因

開院以来、当院にはバーナー症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、バーナー症候群の原因はひとつではないということです。

バーナー症候群の原因として次のものが挙げられます。

バーナー症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、タックル時に頭部が一方向に強く倒されることで首の骨の間を通る神経根が圧迫され、神経伝達に障害が生じます。また、肩が下方に引っ張られると同時に頭部が反対側に倒れることで、首から腕にかけての神経束が過度に伸ばされ損傷します。

それは人によって違い、単に安静にしたり薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。バーナー症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

バーナー症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

安静療法

長期間の安静により首周りの筋力低下や関節可動域制限が生じ、復帰後の再発リスクが高まる可能性があります。

それだけではありません。競技復帰への不安や筋力低下により、元のパフォーマンスレベルに戻るまでに長期間を要するという負のサイクルに陥りかねません。

薬物療法・装具療法

痛み止めは一時的な症状緩和に留まり、根本原因の解決には至らないため症状の再発が多く見られます。頚椎カラーも装具への依存により自然な首の動きが制限され、筋力低下や関節の硬さが生じることがあります。

個人の症状や競技特性に合わせた専門的なアプローチが不足している場合、十分な効果が得られないことがあります。

理学療法

個人の症状や競技特性に合わせた専門的なアプローチが不足している場合、十分な効果が得られないことがあります。

注射治療

一時的な効果に留まることが多く、注射部位の感染リスクや神経損傷の可能性も考慮する必要があります。

バーナー症候群を改善するために

まずはあなたのバーナー症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、バーナー症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でバーナー症候群が改善する理由

バーナー症候群の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

バーナー症候群のQ＆A

バーナー症候群は自然に治りますか？

軽症例では数分から数時間で自然回復することが多いですが、神経の炎症や損傷の程度によっては適切な治療が必要です。放置すると慢性化や再発のリスクが高まるため、早期の専門的なアプローチが重要になります。

バーナー症候群の人がやってはいけないことは？

症状が残存している間はコンタクトプレーや首に負荷のかかる動作は避けるべきです。また、無理なストレッチや首のマッサージ、症状を我慢してのプレー継続は症状悪化や慢性化を招く可能性があります。

バーナー症候群と頚椎椎間板ヘルニアの違いは？

バーナー症候群は外傷による一過性の神経障害で主に片側に症状が現れますが、頚椎椎間板ヘルニアは椎間板の変性により持続的な神経圧迫が起こります。症状の出現パターンや画像診断により鑑別されます。

バーナー症候群は完治しますか？

適切な治療により多くの場合完治可能です。ただし神経の損傷程度や治療開始時期により予後は変わるため、早期診断と個々の症状に応じた専門的な治療アプローチが完治への鍵となります。

症状が出た後、いつから競技復帰できますか？

症状の程度により異なりますが、痛みやしびれが完全に消失し、筋力テストで正常値を示すことが復帰の目安です。通常は数日から数週間程度ですが、段階的な復帰プログラムに従うことが重要です。

再発を防ぐにはどうすればいいですか？

首周りの筋力強化、正しいタックルフォームの習得、柔軟性の向上が重要です。また頚椎のアライメント調整や神経の癒着除去など根本原因へのアプローチにより再発リスクを大幅に軽減できます。

バーナー症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とバーナー症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

バーナー症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。