腱鞘炎

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ「腱」と、その腱を包んで保護している「腱鞘」という組織の間で摩擦が生じ、炎症を起こす病気です。指を曲げ伸ばしする際に腱は腱鞘の中を滑るように動きますが、同じ動作を繰り返すことで腱と腱鞘がこすれ合い、炎症が起こります。

その結果、痛みや腫れ、指の動きの制限などの症状が現れます。特にIT関連職種では約30％の労働者が手首や指の痛みを経験しており、パソコンやスマートフォンの普及に伴い患者数は年々増加傾向にあります。

日本全体で年間約100万人が腱鞘炎に悩んでいると推計され、現代社会における深刻な問題となっています。

腱鞘炎を適切に治療せずに放置すると、炎症が慢性化し、腱鞘の肥厚や癒着が進行します。これにより腱の滑走性が著しく低下し、指や手首の動きが制限されるようになります。

特にばね指では、指が完全に曲がったまま伸ばせなくなる拘縮状態に陥る可能性があります。また、慢性的な炎症により周囲の神経が圧迫され、しびれや感覚障害を引き起こすこともあります。

痛みをかばう動作により他の部位に過度な負担がかかり、肩こりや首の痛みなどの二次的な症状が現れることも多くあります。

腱鞘炎の原因

開院以来、当院には腱鞘炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、腱鞘炎の原因はひとつではないということです。

腱鞘炎の原因として次のものが挙げられます。

腱鞘炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、腱と腱鞘の間の摩擦増加や炎症反応の持続などが発生し、腱鞘炎が発症します。それは人によって違い、単に患部を安静にしたり炎症を抑えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。腱鞘炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

腱鞘炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期使用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用が現れる可能性があり、根本的な原因解決にはなりません。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

ステロイド注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し注射すると腱の脆弱化や感染のリスクがあります。継続が難しい部分があります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

装具療法・理学療法

長期間の固定により筋力低下や関節拘縮を引き起こす可能性があり、日常生活に制限が生じます。適切な負荷調整ができないと症状が悪化する場合があります。

手術療法

侵襲的な治療であり、感染や神経損傷などの合併症リスクがあり、術後のリハビリ期間も必要です。

腱鞘炎を改善するために

まずはあなたの腱鞘炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、腱鞘炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で腱鞘炎が改善する理由

腱鞘炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

腱鞘炎のQ＆A

腱鞘炎は自然に治りますか？

軽度の腱鞘炎であれば安静にすることで自然治癒する場合もありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると慢性化し、症状が悪化する可能性が高いため、早期の対処をお勧めします。

腱鞘炎の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して同じ動作を続けること、無理なストレッチ、重いものを持つこと、患部を冷やしすぎることは避けるべきです。また、痛み止めに頼りすぎて根本原因を放置することも危険です。

腱鞘炎と関節炎の違いは何ですか？

腱鞘炎は腱と腱鞘の炎症で、関節炎は関節内部の炎症です。腱鞘炎は主に動作時の痛みが特徴で、関節炎は安静時にも痛みや腫れが生じることが多いという違いがあります。

腱鞘炎は完治しますか？

適切な治療を行えば完治は可能です。ただし、原因となる生活習慣や姿勢を改善しなければ再発する可能性があります。根本原因にアプローチする治療が重要になります。

腱鞘炎の予防方法はありますか？

定期的な休憩、適切な姿勢の維持、手首や指のストレッチ、作業環境の改善などが効果的です。また、筋力バランスを整える運動も予防に役立ちます。

腱鞘炎になりやすい年齢はありますか？

40代から60代の女性に多く見られますが、パソコンやスマートフォンの普及により若い世代でも増加しています。特に更年期や妊娠・出産期の女性は注意が必要です。

腱鞘炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と腱鞘炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

腱鞘炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。