チック症

チック症とは

厚生労働省の調査によるとトゥレット症候群患者数は日本全国で約6万人、そのうち難治性患者は約6,000人、重症患者は1,000人以下と推定されています。

一過性を含むチック症状については、子どもの約20％（5人に1人）に見られるとされており、成人でも症状が継続している方が相当数存在すると考えられています。

チック症とは、自分の意思とは関係なく、突然体の一部が動いたり声や音が出てしまう症状を指します。まばたきや肩をすくめるなどの体の動きは運動チックと呼ばれ、咳払いや鼻をすするなどの音声は音声チックと分類されます。多くは4～6歳頃に始まり、本人が意識して止めようと思っても、コントロールすることが極めて困難な特徴を持ちます。

チック症を放置すると、周囲からの誤解や偏見により社会的孤立が深刻化し、自信喪失やうつ状態に陥る可能性があります。職場では集中力の低下や対人関係の悪化により昇進機会を逃したり、転職を余儀なくされることもあります。

症状が悪化すると日常生活全般に支障をきたし、結婚や家族形成にも影響を与える場合があります。また、慢性的なストレスにより睡眠の質が低下し、うつ症状や不安障害を併発するリスクも高まります。最悪の場合、社会復帰が困難になり、長期的な引きこもり状態に陥るリスクもあります。

チック症の原因

開院以来、当院にはチック症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、チック症の原因はひとつではないということです。

チック症の原因として次のものが挙げられます。

チック症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、脳内の神経回路の異常や自律神経系の乱れなどが発生し、チック症状が発症します。それは人によって違い、単に薬物治療や環境調整だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。チック症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

チック症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

副作用による胃部不快感、眠気、体重増加などが起こる可能性があり、長期間の継続が困難な場合があります。また、薬物による完全な症状消失は期待できず、対症療法的な側面が強いのが現実です。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

包括的行動介入

小学校高学年以降でないと実施が困難で、継続的な訓練と集中力が必要となります。効果には個人差があり、即効性は期待できません。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

症状を抑制する技術の習得には時間がかかり、万人向けの対処法とは言えません。

環境調整

周囲の理解を得るのに時間がかかり、完全な症状コントロールは困難です。根本的な解決にはならず、継続的な配慮が必要となります。

チック症を改善するために

まずはあなたのチック症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、チック症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。当院では、チック症の根本的な改善を目指すために、東洋医学と西洋医学の両方の視点から独自のアプローチを行います。まず、3つの独自検査により症状の原因を詳しく分析し、脳内の神経伝達異常や自律神経系の乱れを特定します。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院でチック症が改善する理由

チック症の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。脳内の神経伝達物質の状態や自律神経の働きを詳しく調べることで、症状の根本原因を明確にします。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

チック症のQ＆A

チック症は自然に治りますか？

成人になるまでに約50％の方は自然治癒していきますが、成人後も症状が継続する場合があります。適切な治療により症状の軽減は期待できるため、早期の対応が重要です。

チック症の人がやってはいけないことは？

症状を無理に抑制しようとすることは避けましょう。かえって症状が悪化する場合があります。また、睡眠不足やストレス過多な生活は症状に悪影響を与えるため、規則正しい生活を心がけることが大切です。

チック症と発達障害の関係は？

チック症は発達障害の一つとして分類されることが増えています。ADHD（注意欠陥多動症）や強迫性障害を合併するケースも約半数以上に見られるため、包括的な評価が必要です。

薬を飲まないと症状は悪化しますか？

必ずしもそうではありません。軽度の場合は環境調整や生活習慣の改善で対応可能です。症状の重篤度に応じて治療法を選択することが重要であり、薬物療法だけに頼る必要はありません。

ストレスが原因でチック症になりますか？

ストレス自体が直接の原因ではありませんが、症状の悪化や長期化を引き起こす要因となります。適切なストレス管理が症状改善に重要な役割を果たします。

チック症は完治する病気ですか？

根本的な治療法は現在のところありません。しかし、適切な治療により症状をコントロールし、日常生活に支障のない状態まで改善することは十分に可能です。

チック症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術とチック症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。症状が改善されることで、これまで制限されていた社会活動や趣味に積極的に取り組めるようになります。職場での評価向上や人間関係の改善により、人生がより充実したものになるでしょう。

チック症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。