前庭神経炎

前庭神経炎とは

前庭神経炎は、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる前庭神経に炎症が起こることで発症する病気です。突然激しい回転性のめまいが生じるのが最大の特徴で、多くの場合、風邪の後に発症することが知られています。

耳が聞こえにくくなったり耳鳴りがしたりすることはなく、めまいが主な症状として現れます。ウイルス感染が原因と考えられており、40歳から60歳代の発症が多い傾向にあります。

急性期の激しいめまいは数日から1週間程度で軽快しますが、その後も軽いふらつきや平衡障害が数週間から数ヶ月続くことがあります。適切な治療を受けることで、症状の改善と早期回復が期待できる疾患です。

前庭神経炎を適切に治療せずに放置すると、急性期の激しいめまいが治まった後も慢性的なふらつきや平衡障害が数ヶ月から数年にわたって続く可能性があります。これにより日常生活での転倒リスクが高まり、外出への不安から活動範囲が狭まってしまいます。

また、めまいへの恐怖心から体を動かすことを避けるようになり、筋力低下や体力の衰えを招く悪循環に陥ることもあります。仕事への復帰が遅れたり、家事や育児に支障をきたしたりして、家族や職場に迷惑をかけることになりかねません。

最悪の場合、慢性的な平衡障害により就労継続が困難になったり、社会生活に大きな支障をきたす可能性があります。

前庭神経炎の原因

開院以来、当院には前庭神経炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、前庭神経炎の原因はひとつではないということです。

前庭神経炎の原因として次のものが挙げられます。

前庭神経炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、前庭神経の機能低下や炎症反応が発生し、激しいめまいや平衡障害が発症します。それは人によって違い、単に薬物治療や安静だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。前庭神経炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

前庭神経炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状の緩和は期待できますが根本的な治療ではなく、薬の効果が切れると症状が戻ることがあります。また副作用として眠気やふらつきが生じることもあり、日常生活や仕事に支障が出てしまうことも多いです。

それだけではありません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

点滴治療・安静療法

急性期の対症療法であり、炎症の根本的な改善には限界があります。入院が必要な場合もあり、日常生活への影響が大きくなります。また、長期間の安静は筋力低下や前庭代償機能の遅延を招く可能性があります。

安静にしすぎることで、かえって回復が遅れてしまうケースも見受けられます。

前庭リハビリテーション

効果的な治療法ですが、継続的な取り組みが必要で、適切な指導なしに行うと症状が悪化する場合もあります。個人の強い意志が必要とされるため、効果にばらつきが出てしまいます。

専門的な知識がないまま自己流で行うと、かえって症状を悪化させるリスクもあります。

前庭神経炎を改善するために

まずはあなたの前庭神経炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、前庭神経炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

前庭神経炎の改善には、単なる症状の緩和ではなく、根本的な原因へのアプローチが重要です。当院では、東洋医学と西洋医学の両方の視点から、お一人お一人の症状に合わせた治療を行います。前庭神経の機能回復を促すためには、全身のバランスを整え、自然治癒力を高めることが不可欠です。

当院の特徴

日米の国家資格を持つ院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院で前庭神経炎が改善する理由

前庭神経炎の改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで院長が一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

前庭神経炎のQ＆A

前庭神経炎は自然に治りますか？

急性期の激しいめまいは1週間程度で自然に軽快しますが、その後のふらつきは適切な治療とリハビリを行わないと長期間残存する可能性があります。早期の適切な治療により、回復期間の短縮と症状の改善が期待できます。

前庭神経炎の人がやってはいけないことは？

急性期には無理な体動は避け、症状が軽快してからも急激な頭部の動きや高所での作業、車の運転は医師の許可が出るまで控えてください。また、アルコールの摂取や睡眠不足も症状を悪化させる可能性があります。

前庭神経炎は再発しますか？

前庭神経炎は基本的に一度きりの発作で、同じ側の再発は稀です。ただし反対側に発症する可能性は完全には否定できません。適切な治療と生活習慣の改善により、再発リスクを最小限に抑えることができます。

めまいはいつまで続きますか？

激しい回転性めまいは数日から1週間程度で軽快しますが、軽いふらつきは数週間から数ヶ月続くことがあります。適切な治療を受けることで期間短縮が期待でき、多くの方は2-3ヶ月で日常生活に支障のない程度まで回復します。

仕事にはいつから復帰できますか？

職種にもよりますが、激しいめまいが治まり、安全に通勤・業務ができる状態になれば復帰可能です。通常2週間から1ヶ月程度が目安となりますが、個人差があるため、医師や治療者と相談しながら復帰時期を決めることが重要です。

前庭神経炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と前庭神経炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

前庭神経炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。前庭神経炎が改善されることで、教師として子どもたちと元気に過ごし、週末には友人とのカフェ巡りやヨガを楽しめるようになります。何より、突然のめまい発作への不安から解放され、毎日を前向きに過ごせるようになることが最大の効果です。