【初回枠】6/1(月)10:00〜・15:00~予約可能です。

抱っこしても向き癖が治らないママへ伝えたいこと

本日の予約状況

赤ちゃんをお世話していると、「あれ、またこっちを向いてる」と気づくことが増えてきた、そんな経験はありませんか。健診で「向き癖がありますね」と指摘されて、まず頭に浮かんだのが「もしかして、私の抱っこが悪かったのかな」という思いだったというお母さんは、本当にたくさんいらっしゃいます。

毎日の抱っこで無意識に同じ向きばかりになってしまっていた、と気づいて罪悪感を抱えている方もいるかもしれません。でも、少し立ち止まって考えてみてください。向き癖の原因は、抱っこだけではないんです。

院長:中村

当院には「私のせいで向き癖がついてしまった」と悩みながら来院されるお母さんが少なくありません。結論から言うと、向き癖の原因はひとつではなく、抱っこの仕方だけが原因というケースはむしろ少ないです。ただ、抱っこを工夫することで改善をサポートできるので、正しい知識を持って、焦らず向き合ってほしいと思います

目次

赤ちゃんの向き癖、そもそもどんな状態のこと?

向き癖というのは、赤ちゃんが寝ているときや抱っこされているときに、頭がいつも決まった方向を向いている状態のことをいいます。首がまだしっかり座っていない生後数ヶ月の赤ちゃんに多く見られ、仰向けで過ごす時間が長くなる新生児期から生後3〜4ヶ月にかけて起こりやすいのが特徴です。

実は、生後6ヶ月時点で約43〜48パーセントの赤ちゃんに頭の形の変形が見られるというデータがあります。つまり赤ちゃんのほぼ2人に1人に、何らかの向き癖の影響が出ているともいえます。珍しいことではないですし、まず「そういう状態がある」と知ることが大切です。

ただ、「よくあること」だからといって放っておいていいわけではありません。頭の骨が柔らかい時期を過ぎると、変形が固定されてしまうリスクがあるからです。だからこそ、早い段階で正しく対処することが大切になってきます。

向き癖の原因は「抱っこだけ」ではない

「抱っこの仕方を変えれば治る」と思って検索されている方も多いと思います。もちろん抱っこの工夫は有効ですが、向き癖の原因はひとつではありません。これが向き癖のやっかいなところです。

向き癖が起こる主な原因

当院に来院されるお子さんのカウンセリングや検査を通じて見えてきたのは、向き癖には複数の要因が絡み合っているということです。主なものを挙げると、以下のようなものがあります。

  • お腹の中にいるときの姿勢や子宮内での向きの影響
  • 吸引分娩や鉗子分娩など出産時の体への負荷
  • 仰向け寝による頭部への持続的な圧力
  • 首の筋肉が片側だけ硬くなる「筋性斜頸」
  • 体幹の神経や筋肉の緊張バランスの未熟さ
  • 股関節の開きの左右差
  • 環境からの視覚・音などの刺激が一方向に偏ること

このように、向き癖は複数の要因が組み合わさって起こるものです。ですから「私の抱っこの仕方が悪かった」と自分を責める必要はありません。もちろん、抱っこの向きを意識することは改善の助けになりますが、それだけで全てが解決するわけではないんです。

なぜ「抱っこ」が注目されるのか

お母さんが毎日繰り返す動作の中で、もっとも赤ちゃんの頭の向きに影響しやすいのが抱っこです。利き腕の都合で無意識に同じ側で抱っこしていると、頭が常に同じ方向を向いた状態が続きます。それが向き癖を強める、あるいは向き癖がなかなか改善しない一因になることがあります。

「やっぱり抱っこが原因だったんだ」と思われるかもしれませんが、ここで大切なのは「原因のひとつである可能性がある」という視点です。原因を正確に把握しないまま対処しても、根本からの改善にはつながりにくいのです。

抱っこで向き癖を改善するための具体的な工夫

原因の話が続きましたが、実際に「今日からできること」も当然大切です。日々の抱っこの中で意識できる工夫について、ひとつひとつお伝えしていきます。

左右交互に抱っこする

もっともシンプルで効果的な方法のひとつが、抱っこする向きを左右で交互に変えることです。いつも右腕で抱いているなら、意識して左腕でも抱くようにしてみてください。最初は慣れないかもしれませんが、少しずつ習慣にしていくだけで頭にかかる圧力が分散されていきます。

縦抱きと横抱きを使い分ける

横抱きだけでなく、縦抱きも取り入れてみましょう。縦抱きは赤ちゃん自身が頭を動かしやすく、特定の方向への圧力が一定の方向に偏りにくくなります。首がまだ不安定な月齢では頭と首をしっかり支えながら、無理のない範囲で試してみてください。

授乳の向きも意識する

授乳中は赤ちゃんが長時間同じ姿勢をとることになります。いつも同じ方向から授乳していると、それが向き癖を助長してしまうことがあります。左右交互に授乳するのが理想ですが、まずは「今日はいつもと反対側から試してみる」くらいの気持ちで始めてみるのがいいと思います。

赤ちゃんの顔を向けたい方向にやさしく刺激を与える

向き癖と反対の方向に赤ちゃんが興味を持てるよう、声をかけたりおもちゃを動かしたりすることも有効です。無理に首を動かそうとするのではなく、赤ちゃんが自発的に向きを変えるよう促すのがポイントです。

うつ伏せで遊ぶ時間をつくる

起きている間に監視できる状況でうつ伏せの時間を取り入れると、仰向けのときとは違う方向に筋肉を使うことができます。頭を自分で支えようとする動きが、首や体幹の筋肉バランスの改善につながります。もちろん、うつ伏せのまま眠らせることのないよう、必ず目が届く状況で行ってください。

やってはいけないこと・注意したい点

改善しようとするあまり、かえって赤ちゃんを傷つけてしまうケースもあります。特に気をつけてほしいポイントをお伝えします。

無理に首を反対側に向けようとしない

「向き癖があるから反対に向けなきゃ」と、首を強制的に動かそうとするのは厳禁です。赤ちゃんの首の筋肉はとても繊細で、無理な力が加わることで筋肉を傷めてしまう可能性があります。赤ちゃんが嫌がっているときは、無理に続けないでください。

ドーナツ枕や向き癖防止枕に頼りすぎない

向き癖対策として広く知られているドーナツ枕や専用の枕ですが、使い方によっては頭が固定されすぎてしまい、かえって問題が起きることもあります。体が一定の姿勢に固定された状態が続くと、運動発達に影響する可能性があるため、過信は禁物です。

「そのうち治るだろう」と長期間放置しない

軽度の向き癖であれば、首が座り寝返りができるようになる頃に自然に改善するケースもあります。ただ、生後4ヶ月を過ぎても改善が見られない、または頭の形のゆがみが気になるという場合は専門家に相談することをおすすめします。頭の骨が固まってくると改善が難しくなるため、早めの判断が大切です。

放置するとどんな影響が出る可能性があるの?

向き癖を長期間放置した場合、頭の形だけでなく身体全体の発達に影響が出ることがあります。具体的にどのようなリスクがあるのかを知っておくことも、早めに対処するための動機になると思います。

頭の形への影響

後頭部の片側が平らになる「斜頭症」が進行すると、顔の左右差(目や耳の位置のずれ)、歯並びや顎の発達への影響など、見た目にも関わる変化が生じることがあります。頭蓋骨が柔らかい時期を過ぎると、この変形が固定されてしまいます。

運動・神経発達への影響

近年の研究で、頭のゆがみがある赤ちゃんに運動発達や神経発達の遅れが見られた例が複数報告されています。寝返りが片側にしかできない、ズリバイやハイハイで左右非対称な動きになるなど、発達の遅れとして現れることがあります。

将来的な健康への影響

顎関節症のリスクが上がる可能性や、姿勢のバランスの崩れが長期的に続くことなど、成長してからも影響が続くケースも報告されています。これらは全てのお子さんに当てはまるわけではありませんが、知っておくことは大切だと思います。

一般的な対処法とその限界

向き癖への対応は、病院やネットで様々な情報が出ています。それぞれの方法には一定の効果がある一方で、注意点や限界もあります。

対処法内容注意点・限界
ヘルメット治療専用ヘルメットで頭の形を矯正30〜50万円程度と高額。1日23時間の装着が必要で皮膚トラブルも。生後6ヶ月以降は効果が限定的
体位変換・ポジショニング向き癖と反対の向きに寝かせる首が動かせるようになると維持が困難。家族の負担が大きい
理学療法専門の理学療法士による訓練継続的な通院が必要。即効性は期待しにくい
経過観察自然に改善するのを待つゆがみが強いケースでは自然軽快が難しく、放置で変形が固定化するリスク

どれが正しい・間違いというわけではありませんが、「何もしない」だけは避けてほしいと思います。特にヘルメット治療については、費用面や負担の大きさから躊躇されているご家族も多く、そのような方がまず試せる選択肢を知ってほしいと思っています。

当院でできること・選ばれる理由

ひろ接骨院・奈良院では、日米の国家資格を持つ院長が検査から施術まで一貫して担当します。赤ちゃんの柔らかい体にも負担をかけない優しい施術を行います。

他院で「経過観察でいいですよ」と言われた方、ヘルメット治療を勧められたけれど費用が心配という方、向き癖防止グッズを試したけれど変化が感じられなかったという方も、ぜひ一度ご相談ください。諦める必要はありません。

よくある質問

向き癖は自然に治ることがありますか?

軽度であれば、首が座り寝返りができるようになる頃に自然と改善するケースもあります。ただ生後4ヶ月を過ぎても改善が見られない場合や、頭の形のゆがみが気になる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。頭蓋骨が柔らかい時期を過ぎると、改善が難しくなるためです。

いつまでに治療を始めればいいですか?

頭蓋骨が柔らかい生後6ヶ月頃までが最も治療に適した時期とされています。早ければ早いほど短期間で効果が得やすく、生後3ヶ月前後での開始であれば2〜4ヶ月程度で良好な状態になることもあります。「もう遅いかも」と思っていても、まずは相談してみてください。

ドーナツ枕を使っていますが効果がありません

ドーナツ枕や向き癖防止枕は、体が固定されすぎることで逆に意図しない頭蓋変形を助長してしまう可能性があります。また、運動発達を抑制するリスクもあるため推奨していません。起きている時間を使った発達を促すアプローチに切り替えることをおすすめします。

整骨院での施術は赤ちゃんに安全ですか?

当院の施術は赤ちゃんの体に負担をかけない、とても優しいアプローチです。力を使う施術とは全く異なりますので、ご安心ください。初回は問診と検査に多くの時間をかけて、お子さんの状態をしっかり確認してから進めています。

一人で悩まず、早めにご相談ください

赤ちゃんの向き癖は、抱っこの工夫だけで改善できる場合もあれば、もっと根本的なアプローチが必要な場合もあります。大切なのは「自分を責めること」ではなく、「正しい原因を把握して、適切に対処すること」です。

院長として、これまで数多くの向き癖のお子さんと向き合ってきました。開院当初から変わらず思っているのは、悩んでいる時間が長くなるほど、できることが限られてしまうということです。頭の骨が柔らかいうちに、できることをやってあげてほしい。それだけを願っています。

「本当にうちの子に向き癖があるのかよくわからない」という段階でも、「他でよくならなかった」という状況でも、どちらでも大丈夫です。一人で抱え込まず、気になることはいつでもご相談ください。

奈良市の当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:中村

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
奈良県奈良市紀寺町672-12
電話番号
0742-31-1261
定休日
日曜・祝日
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次