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向き癖があるままハイハイを迎えた赤ちゃんに起こること

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赤ちゃんがずっと同じ方向ばかり向いていることが気になっていませんか。気づいたらハイハイの動きが左右でなんだか違う、片側だけ手や足を使って進んでいるような気がする…そんなお悩みを抱えているパパ・ママは、奈良市でも少なくありません。

実は、向き癖とハイハイの左右差には深い関係があります。この記事では、なぜ向き癖がハイハイの動きに影響するのか、どんなサインを見逃してはいけないのか、そして奈良市でどんなケアが受けられるのかをお話ししていきます。

院長:中村

赤ちゃんの向き癖が気になってご来院される親御さんは本当に多いです。「小児科でよくあることと言われたけれどモヤモヤしている」「ハイハイが変な気がして心配」というお声をたくさん聞いてきました。向き癖は早い段階でしっかり向き合うほど対応しやすいので、不安を感じたら一人で抱え込まずに相談してほしいなと思います

目次

向き癖とは何か、まず知っておいてほしいこと

赤ちゃんの向き癖というのは、寝ているときにいつも決まった方向に頭を向けてしまう状態のことです。生後1か月健診の時点で約40〜60%の赤ちゃんに見られるとも言われており、決して珍しいことではありません。しかしだからといって、「どうせそのうち治るでしょ」と放置してしまうのは少し考えものです。

向き癖の本当の問題は、頭の形が変わることよりも、体のバランスの偏りが運動発達に影響を及ぼす可能性があることです。

ここで少し専門的な話をさせてください。赤ちゃんは生まれたとき、まだ首の筋肉が未発達です。そのため、出産時の姿勢や子宮内での体の向き、あるいは授乳スタイルなどによって、首の左右の筋肉に緊張の差が生じやすい状態にあります。この筋緊張の左右差が続くと、赤ちゃんは常に「楽な方向」に頭を向けるようになり、向き癖として定着してしまいます。

なぜ首の筋肉の偏りが生じるのか

首の片側の筋肉が過緊張の状態になると、反対側の筋肉は十分に使われないまま発達していきます。この状態が続くと、首だけでなく肩・体幹・骨盤にまで左右差が広がっていくことがあります。特に「筋性斜頸」と呼ばれる、首の一側の筋肉にしこりがある状態では、医療機関での早期対応が必要になることもあります。

体全体の筋肉バランスが偏ったまま成長が進むと、その後の寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ちといった運動発達のすべてに影響が出る可能性があります。これは体の使い方の「クセ」として、骨格が固まる前の大切な時期に刻まれてしまうことを意味します。

向き癖がハイハイの動きに影響するメカニズム

ハイハイというのは、両手・両足・体幹をバランスよく協調させて動く、高度な全身運動です。向き癖によって体の左右差が残ったまま赤ちゃんがハイハイをしようとすると、どうしても「使いやすい側」に頼った動きになってしまいます。

よく見られるのは、片手だけで前進しようとする、片側の足だけを引きずるように使う、いわゆる「ずり這い」のような動きが続いてなかなか四つ這いに移行しないといったケースです。ハイハイの左右差は、向き癖による体幹・骨盤の使い方の偏りが体の外に現れたサインと見ることができます。

ハイハイ前後に見られる具体的なサイン

日常の中で次のような気になることはありませんか。

  • 寝返りがいつも一定方向にしかできない
  • うつ伏せにすると頭を上げる向きがいつも同じ
  • 四つ這いのとき、片側の手や膝だけで進もうとする
  • 抱っこするとき、いつも体が一方向に傾いている気がする
  • 首の可動域が左右で違う(片側に向きにくい)

こうしたサインが複数見られる場合、体の左右バランスに何らかの偏りが起きている可能性があります。一つひとつは「よくあること」に見えるかもしれませんが、いくつか重なるようなら専門家に相談することをおすすめします。

「よくあること」と言われたあとのモヤモヤに答えます

小児科や健診で「向き癖はよくあることですよ、気にしなくていいです」と言われた経験のある方は多いと思います。確かに医学的に見れば、多くの向き癖は成長とともに自然に改善していきます。しかし、自然改善が起こるのは「体の使い方が均等になってきたとき」であって、体の左右差が残ったままでは改善が難しいケースもあります。

「先生に大丈夫と言われたけれど、なんとなく心配」という感覚は、お子さんを毎日見ているからこそ気づける大切なサインです。そのモヤモヤを「気のせいかな」で終わらせないでほしいのです。

生後何か月までに対応するのがいいのか

頭蓋骨はまだ柔らかく、体の組織が変化しやすい生後3〜6か月の時期が、向き癖へのアプローチにとって最も効果的な時期とされています。この時期は筋肉や関節の柔軟性も高く、体の左右差を整えるための施術が反応しやすいタイミングです。

生後6か月を過ぎると頭蓋骨が少しずつ固まり始め、体の癖も定着しやすくなります。もちろん6か月以降でもアプローチは可能ですが、早いほど変化が出やすいのは確かです。「もう少し様子を見てから…」という気持ちはよくわかりますが、タイミングを逃さないことがとても大切です。

放置するとどんな影響が出るのか

向き癖を長期間そのままにしておくと、体全体の左右バランスの偏りが蓄積されていきます。短期的には頭の形の非対称(斜頭)が進んだり、表情筋の左右差が目立ってきたりすることがあります。長期的には、ハイハイや歩行時の左右差が残り、将来の姿勢・歩き方・スポーツの動きにまで影響が出る可能性があります。

また、首の筋緊張の左右差は授乳のしにくさにもつながることがあり、哺乳量に偏りが出る場合もあります。お母さんの乳腺にも影響が出ることがあるため、赤ちゃんだけでなく授乳中のお母さんにとっても、早期対応は大切なことです。

頭の形と発達障害の関係について

「頭の形が変形すると、将来発達に影響しますか?」という質問をよく受けます。現時点では、位置的頭蓋変形(向き癖による頭の変形)と発達障害との間に直接的な因果関係は確認されていません。ただし、向き癖を引き起こしている体のバランスの偏りそのものが、運動発達の左右差に影響する可能性は十分に考えられます。頭の形だけを見るのではなく、体全体のバランスという視点で向き癖をとらえることが重要です。

お母さんの体のケアも同時に

産後のお母さんは、授乳・抱っこ・ねんね対応など体への負担が大きく、産後骨盤のゆがみや肩こり・腰痛に悩まれている方もたくさんいらっしゃいます。当院では赤ちゃんの施術と合わせて、お母さんのお体のケアも承っています。赤ちゃんの体のバランスを整えながら、お母さん自身も楽になる時間にしていただければと思っています。

奈良市で向き癖を相談するなら

「向き癖がなかなか改善しない」「ハイハイの動きに左右差がある気がする」「小児科では大丈夫と言われたけれど心配が消えない」、そんな状況にいる方がいれば、ぜひ一度当院にご相談ください。

初回の予約枠は1日2名限定です。日々の臨床の中で一人ひとりの原因をしっかり特定するために、初回は問診と検査に十分な時間をとっています。ご希望の時間帯が埋まってしまうこともありますので、気になった時点でお早めにご連絡いただけると助かります。

赤ちゃんの体のことは、一人で悩まないでください。毎日見ているからこそ気づける小さな変化を、どうか大切にしてほしいのです。「なんか気になる」という親御さんの感覚は、ほとんどの場合、正しいです。私が全力でサポートしますので、いつでも声をかけてください。

奈良市の当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:中村

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